夜神月・冥言集

 

 

『毎日同じ事の繰り返し…つまらねー』

この世は腐ってる……」
     (
page.1「退屈」リューク&月)

既にして、このセリフから目つきの悪さが想像できます。

 

(ふっ 楽に死なせたり苦しませて死なせる事ができるってわけか…)
     (
page.1「退屈」)

すぐにこんな考えが浮かぶところからして、もう……。

 

「だ 誰か… 殺してもかまわない… いや 死んだほうがいい人間」
     (
page.1「退屈」)

さりげなく本性が現れています。

 

(素藤。殺してみるか?………

 いや身近な人間はなるべく避けた方が……

 そんな気にする事もないか…

 こんな奴の一人や二人死んでも誰も何も思わない…)
     (
page.1「退屈」)

もしここで彼を殺していたら、月はLに捕まっていた可能性が高い。
#しかし、記憶喪失時の月と比べると、もう十分黒くなってるような…

 

(まったく… こうなるとどいつもこいつも

 殺した方が世の中の為になる奴ばかりに見えてくる)
     (
page.1「退屈」)

そうしてどんどん「悪」の基準がエスカレートした月は次々に名前を記していき、
そして誰もいなくなった…
#…という結末にはならないだろうな、やっぱり。

 

「うっ… ふ…二人殺した…

 人を… 二人殺した…… 僕が…

 どうする… こ…こんな恐ろしいノート…

 …… いや… 殺したって構わない奴じゃないか… ……

 しかし二人目はどうだ?……死刑になるほどの悪人じゃないぞ…

 …… ちがう…いつも思ってた事じゃないか

 世の中腐ってる 腐ってる奴は死んだ方がいい」
     (
page.1「退屈」)

キラ様覚醒の瞬間。

 

「僕は正義だ!!

 悪に怯える弱い者を救い 誰もが理想とする新世界の神となる男だ。

 そしてその神に逆らう者!それこそが悪だ!!」
     (
page.2L」)

ついさっきまでの余裕はどこへやら。

 

L… 必ずお前を捜し出して始末する!!」
     (
page.2L」)

気づけばこっちが本業に。

 

「下手を打てば…キラは… 自分の家族を殺す事になる」
     (
page.3「家族」)

えっ……!?

 

「それはウザイな なるべく早く消してやるよ リューク」
     (
page.5「眼球」)

どっちが死神だか……。

 

「ジャスト11時45分 デスノートに狂いなし」
     (
page.7「標的」)

全て我が掌の内にあり。

 

「さあ… そろそろ自分の足で動くんだ」
     (
page.8「女」)

悪魔の笑み……。

 

「さよなら レイ=ペンバー」
     (
page.9「穴」)

最期に視たのは、死神……。

 

「どうやら死神じゃない方の神は 僕の味方らしい」
     (
page.12「神」)

勝利は我にあり。

 

「この女がどんな死に方をするのか 観てみたいものだが

 この女の出現で他にやっておくべき事ができて それどころではないな…」
     (
page.13「秒読」)

既に死神の思考……。

 

「さあ 1時15分だ 死に急げ!!」
     (
page.13「秒読」)

死神キラ様の命令である!

 

(こんな女ごときの為に 残りの寿命を半分にしてたまるか

 いや 取引自体 一生してたまるか。

 邪魔するな 黙ってろ死神!!)
     (
page.13「秒読」)

死神に命令する男。

 

(…… これだ… これを利用するんだ)
     (
page.14「誘惑」)

ニヤリ。

 

「ああ…これ? これはですね… キラだから
     (
page.14「誘惑」)

死刑宣告。そして、死神は嗤う……。

 

(1時25分!!スタート!!)

「あっ もう父と電話がつながりますよ。話さなくていいんですか?」
     (
page.14「誘惑」)

お前は既に、死んでいる……。

 

「さようなら 南空ナオミさん」
     (
page.14「誘惑」)

もうお会いすることもないでしょう……。

 

「ありがとうリューク 死神は人間と違って素直だな」
     (
page.16「逆立」)

いいペットだよ。

 

(だとすれば 父を利用すればLを消すことも………)

Lさえ消せば… キラは新世界の神にまた一歩近づく)
     (
page.18「視線」)

悪知恵の実をもてあそぶキラ様。

 

Lめ… こんな屈辱は生まれて初めてだ」
     (
page.19「屈辱」)

キラ様ご乱心!!
あな恐ろしや、キラ様のお怒りであるぞ!

 

(なんとしてもあいつを殺してやりたいが 殺せば足がつく)
     (
page.19「屈辱」)

犯罪者の心理。

 

「面白いよ 流河

 おまえが僕に友情を求めてくるなら 快く受け入れてやろう。

 僕はお前を信じ込ませ そして全てを引き出し おまえ達を殺す」
     (
page.19「屈辱」)

「いいだろうさ このキラがLにとってなくてはならない存在だというのならば…
 それを利用させてもらうだけだ!」
Lも! 神々も! 天に輝く星さえも いずれは俺の足元に跪かせてやるわ!
 そしてその時こそ 新世界の神キラの 新世界の神たる所以を思い知ることになるのだ…」
   (「ロトの紋章」第十巻
P201~202・ジャガンのセリフ参照)

 

(そうとも こいつはキラの正体を知ってしまった唯一の人間。

 長く生かしておくわけにはいかない。)
     (
page.30「爆弾」)

死神の姿を見た者は、死ぬ……。

 

(いずれ殺す子だ… 情が移るような事があってはならない。

 馬鹿は大体それで失敗するんだ。)
     (
page.30「爆弾」)

まだ情が残っていたらしい…。

 

「じゃあな 流河… いろいろ楽しかったよ。

 お前の名前を知って 自分で殺せてよかった」
     (
page.32「賭」)

やはり獲物は自らの手で仕留めるが最上……。

 

(勝った… 計画通り)
     (
page.53「悲鳴」)

キラ、復活!!

 

「この時計をし デスノートを手にする その時は必ず来る」
(必ず…………)
     (
page.54「中」)

記憶を失った純粋な月も、キラの前には手も足も出なかった……。
自分ですら、キラにとっては駒でしかない……!!

 

(やった!……)

(これであと40秒…36…35…34…)

(29…28…一生のうちで一番長い40秒だ…
 23…22… 持ち続けるんだ 火口が死ぬまで)
     (
page.54「中」)

ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ………。

 

(ああ…死んでるさ 次は竜崎 おまえだ…)
     (
page.54「中」)

…ゾクリ。キラ様に睨まれて、生き残った者はいない……!!

 

(まあ レムの頭の程度も予想の範囲…)
     (
page.55「創造」)

キラ様にかかれば、死神をも見下せるのだ。

 

(竜崎 もっと考えろ そして悩め…悩み続けていろ……

 もうすぐ楽にしてやる)
     (
page.55「創造」)

キラだ…!キラ様が戻ってきた…………!!
それも、凶悪さが数倍に増している………!!

 

「久しぶりだな リューク」
     (
page.56「抱擁」)

キラの僕はやっぱりリューク!

 

(どうするレム 死神のくせにおまえがミサにいれこんでる事は
 十分わかっている)
     (
page.57「二択」)

「情が移るようなことがあってはならない。馬鹿は大体それで失敗するんだ」
と考えてるぐらいだし、キラ様の目には、死神ですらも、ただの馬鹿に映るのか…。

 

(さあレム 竜崎を殺せ 竜崎がミサに不利な行動を取る前に

 父達がミサは完全に白だと思っているうちに 殺すんだ)
     (
page.57「二択」)

さすが真のキラ、火口に劣らず「殺す」を連発しておられます。

 

(レム そこまでやってくれるとは思ってなかったよ)
     (
page.57「二択」)

 それがレムへの餞の言葉……。

 

「ニア… メロ… L… 何かゾクゾクしてきたよ」
     (
page.66「死亡」)

たぶん、初めて死神に出会った時と、同じ感慨。
人から死神に近づいていく瞬間。

 

(ニア ここまではふがいなく見せていたが やはり世界トップの探偵はL

 そしてメロ デスノートで世界を変えるのはキラだ 思い知るがいい)
     (
page.68「発見」)

この後に高笑いが続けば、完璧だ。
#しかし「ふがいなく見せていた」なんて…自分でも気づかずに負け惜しみを言っているのか?
#それとも本当に、「そう見せていた」のか?読者をも欺く演技力で…。

 

(ここでミサを殺しておくべきか………)
     (
page.70「身震」)

「この牛乳、もう捨てた方がいいかな」と、同じような感じで。

 

(…父さんがノートに名前を書くような展開になったら…その時は……)
     (
page.72「確認」)

結果的に、自分で手を下す必要はなかったが…。

 

(しかし これで全員死ねば…)
     (
page.74「熱演」)

それはそれでいい、と。これを前向きと言っていいものかどうか…。

 

(それも大事だが 今はもっと大事な事があるだろう…)
     (
page.74「熱演」)

もはや父親の生死はどうでもいいこと。
その関心は、キラ勝利の一点にのみ向けられている。

 

(こんな時なんだ 多少取り乱しても…)
     (
page.74「熱演」)

どんな時でも演技の仕方を考えるのが、超一流の役者というものだ。
そう…それが父親の死を前にした時であっても。
そして、超一流の役者であることは、キラの重要条件なのだ。

 

(上を行くのは僕だ。
 お前の言ったように お前を含め ノートの存在を知る者は全て死ぬ)
     (
page.95「納得」)

つまり、皆殺し……。

 

(もう勝負はついている。おまえ達も もうすぐ楽にしてやる)
     (
page.97「色々」)

悪役のセリフが、もうすっかり板についています。

 

「突き詰めれば 人が幸せになるのに 害のある者かない者か…
 生きるに値するか しない者か…」
     (
page.105「無理」)

ノアの箱船みたいだな…。
もっともこの場合は、生存者の方が遙かに多くなるわけだが。

 

Lの仇というならば それこそ最も愚かな行為だ」
     (
page.105「無理」)

 

「それでも変わらず悪事をはたらく者は 人間失格」
     (
page.105「無理」)

故に……死あるのみ!

 

(言ってもわからぬ馬鹿ばかり…)
     (
page.105「無理」)

愚か者には、死を……。

 

「父さん? ああ 夜神総一郎か?」
     (
page.106「殺意」)

もう月は人ではないのだと皆が感じた瞬間。

 

「誰か…こいつらを殺せ…」
     (
page.106「殺意」)

凄まじいまでの執念。憤死とは、こういうのを言うのだろうな…。

 

 

 

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