DEATH NOTE関連書籍

 

 

デスノートの秘密

 存在を知ってからすぐ次の日、本屋で目を皿のようにして探した結果、デスノートからは離れた無関係のコミックの所にひっそりと置かれてあるのを発見。内容は・・・まあ、この手の本の中では中くらいの出来、というところだろうか。

 ページの半分ぐらいが時系列の整理に使われており、特別にページを割いて解説する必要のなさそうな簡単な事柄まで取り上げられているのが、いかにもページ稼ぎという感じでちょっともったいない気が。

 考察については、少々つっこみたいところや物足りないところもあるものの、我慢できないほどではなく。どうもこの著者はL贔屓のような気がして、そこが少々ひっかかるが、それもあからさまではないし。まあ、一部を除き目の付け所は悪くないため、それなりに楽しめた。

 あと、夜神氏の刑事局長という地位が、実は警察のナンバー4にあたるものだと知って、ちょっとびっくり(笑)。Lの末期の食事がコアラのマーチだったという指摘にも笑ってしまった。なるほど、確かにそういうことになる。…Lらしい。

 それにしても、5巻が発売され、第一部が終了してからまだ間もないというのに、もうそれを踏まえた本が出版されたことに驚きである。

/大東京デスノート研究会
発行所
/データハウス

2005年4月10日 初版発行

 

「デスノート」の教科書

 これまで発売された関連書籍の中では一番いいと言えるだろう。
 まず、シンプルな表紙が期待を駆り立てる。
 次に、目次を見ると、これまでと違い、どれも興味を惹く事柄ばかり。そう。こういうものを待っていたのだ!

 ただ、例えば「レイ=ペンバーの殺し方」という見出しとは裏腹に、実際はFBI殺害時の月の策の危険性を指摘するにとどまり、他にどのような殺し方が考えられたか、などの考察を行っていないなど、中身が見出しに釣り合っていないものも幾つかあった。どの見出しも印象的な語句が用いられているため、余計そう思ってしまうのかも知れないが。

 そういえば、デスノートルールの応用についても、賭け事に使うなど、死神が退屈しのぎに使うようなものばかりで、新世界創世にどのようにデスノートを使うべきか、という考察がないのも残念だった。
 座談会で、「月がデスノートを具体的にどのように使って新世界を作るのか見てみたかったのに、単なるノートの奪い合いに終始してしまって残念だ」という意見があったが、これには私も同感で、だからこそ、「こうすればもっと効率よく人が殺せた」「社会学等の文献を用い…」などの惹句に惹かれたのだが、それがなかったため、少々がっかりさせられた。どうやら、「社会学の文献」というのは、月と女性に関する考察で使われたものを指すらしい。確かにこの考察は面白かったが……。座談会ではキラの世界支配についての意見が少し交わされていたものの、ページ数が少なく、十分ではない。もっとページ数を割いてほしかった。是非「2」を出して、十分な議論を読ませてほしい。

 それでも、全体的に、考察の質自体はそう悪くない(幾つか解釈の違う部分もあるが…間違いとは言い切れないし)。デスノートの舞台を現実と比較したりするほか、「月が家族を殺すべき状況はあったか」「ノートを渡さずに粧裕を助ける方法」のような真面目なものから、「テニスの王子様たち」のようなユニークなものまで、様々な考察が展開され、十分に満足のいくものになっていた。

 それはそうと、デスノート終了後に発売されたため、「月は死後死神になる」ということを前提とした考察が、浮いてしまっている。もう少し早く、あるいは遅く発売されていたら、また違ったのだろうが……。

/氷山輝人
発行所
/データハウス

2006年5月15日 初版発行

 

"DEATH NOTE"NOTE

 表紙が原作同様マット仕様カバーだったのに、まず驚いた。妙なところで原作に忠実である。だが、内容の全体的な構成を見ると、やってることは私とあまり変わらないような気が…。

 まず、半分以上が単なる内容要約で占められている、というのが大きな問題。また、出版時期を考えれば、原作6巻までの内容が含まれていてもいいはずなのに、5巻までの内容しかカバーしていない、というのも物足りない。また、ルールについて一つ一つ考察(コメント?)を加えているのはわりと楽しいのだが、一部理解が浅く、ところどころつっこみたくなる時も。

 まあ、序文はよく書けていると思うし、考察もそれなりに楽しめる。特に、名前の付け方から「大場つぐみ」を考察するという所などは大変面白かった。

 しかし、なにぶん量が少ない。なにしろ、読む価値があったと思えるのは、全体の10分の1ぐらいなのである。これが7割ぐらいを占めれば、私の中ではそれなりに「価値の高い本」になったと思うが……。

編・著/武蔵野探偵団M
発行所
/海苑社

2005年5月5日発行

 

"DEATH NOTE"NOTE 2

 相変わらず、約四分の三が単なる内容要約に費やされており、読む価値がない。残る四分の一も、殆ど「"DEATH NOTE"NOTE1」のフォローに終始し、今回はこれといってめぼしいものがない。
 前回既に取り上げた大場つぐみに妙にこだわるより、もっと新しい問題について検討すべきだろう。

 特に害はないが、買う価値はもちろんのこと、全く読む価値すらない。

編・著/武蔵野探偵団M
発行所
/海苑社

2005年10月17日発行

 

DEATH NOTE 完全心理解析書

 もはや定番となった、この「心理解析」シリーズ。デスノートで出版されないわけはない、ということで、ようやく出版を確認。
 実のところ、このシリーズには、はずれも結構多いのだが…これはわりといい方である。

 まず、情報量が意外に多いこと。デスノートルールを載せる一方で、ストーリー紹介は最小限に留め、そのぶん様々な観点から「夜神月」を検証している。
 この本では、主人公「夜神月」に主眼がおかれ、140ページにもわたって検証されている。
 他のキャラについても語られてはいるが、どれも3ページ前後で(合計しても48ページで月の約三分の一)、それも殆ど月との関係性において語られる。そのキャラに対して取った行動から、より深く月を分析するーあくまでも主眼は月なのだ。

 そして、この手の本にありがちな、キャラの性格を単純に分類する、というようなことはしておらず、実在の犯罪者や、他作品のキャラとの比較から、月を研究していこうという試み。
#しかし、比較的新しい作品で、一部ネタばれをしたりしているが、大丈夫なのだろうか?

 一部誤解や早合点などもあるようではあるが、何にせよ、月が中心というのは、ファンとしては嬉しい。……たとえそれに、「犯罪者の分析」という視点が占める割合が多くても。

 あと、終わりの「世界観のページ(作品の魅力の検証)」も結構充実していて嬉しい。こういうものは、公式では出てこないから、こういった観点での分析はありがたい。

/渡辺水央
発行所
/株式会社カザン

2006年9月1日 第一刷発行

 

 

DEATH NOTE HOW TO READ 13

 ついに出た!デスノートの公式解説本!これをずっと待っていたのだ。
 しかも、13日の金曜日に発売されるという、実にデスノートにふさわしい状況で。どこまでも期待に応えてくれる……!

 今まで曖昧だった部分がかなりはっきりして、すっきりした。Lの本名には驚きはしたが、妙に納得。

 キャラ解析にもっとページを割いてほしかった気もするが、これ以上厚くするのは難しそうだから、しかたないのだろう。だが、各キャラの好きなものと嫌いなものには、性格が出ていて面白かった。月の「正義/悪」、魅上の「秩序/混沌」はまさしくその通り!といった感じだし、レイ=ペンバーの「ナオミ/残業」やジェバンニの「ボトルシップ/理不尽な上司」には成程納得、大笑い。

 「リュークの自由帳」など、ユーモア溢れる企画も。ただ、ニアの買い物メモ帳は、合計金額も記しておいてほしかった。計算が面倒だ。
#ちなみに、合計金額は3244ドルと11万8820円。1ドル=100円とすると、44万3220円。(これは横領では……)

 しかし、気になったのは、月(キラ)への批判的なコメントが目立つこと。肯定的なコメントを示すわけにはいかなかったのかもしれないが、こういうものは、中立の立場で編集してほしかった。

 ちなみにキャラタイプ診断は、メロと夜神総一郎……。
4コマは、「雑煮」と「対談」が面白かった。

独り言

#月の寿命にだけは、算出法があったとは…。つまり、月だけは、寿命が設定されていたということか?是非知りたいが、「二進法とか使った」というだけでは難しい。四進法とか十三進法とかも使っているかもしれないし、それ以外の方法も用いているのではないか。
「長いはずの寿命がデスノートを使ったせいで早死にする羽目に」と考えるのが普通だろうが、個人的には、月の残り寿命が非常に短かったら面白かったろうと思う。ミサのように犯罪に巻き込まれ(恐田奇一郎あたりと遭遇、正義感の強い月は凶行を阻止しようとして…とか)犠牲になるはずだったが、デスノートを犯罪者裁きに使ったおかげで寿命が延びていた、とか。

#作者はインタビューに、全て真実を語っているのだろうか?やや矛盾するのではないかと思われる部分もあるが……。

/大場つぐみ 小畑健
発行所
/集英社

2006年10月13日(金) 発売

blanc et noir

 デスノートを中心とした画集。デスノートが始まって間もないうちから、ずっと画集が欲しいと思っていたから、発売されたのは嬉しい。もっとも、まさか5千円近くすることになるとは思わなかったが……。
#いや、それだけの価値はあったけれど…それにしても……。

 綺麗なイラストが多数収録されている上、コメントもついているので、これにはこういう意図があったのかと感心する事も多い。
 個人的には、P30,P31のイラストが特に気に入っている。

 それにしても、このイラスト集は重い。大きいのは予想していたが、ここまで重いとは思わなかった。近くの本屋でこれを手渡された時、即座に後悔した……。雨が降ってなかったのだけが救いだ。凶器になり得る書籍の一つとして分類されるだろう。
#この重さは…上下間に分かれていない、旧版「ゲームの達人」ぐらいか……?

/小畑健
発行所
/集英社

2006年5月7日 第一刷発行

DEATH NOTE アナザーノート
ロサンゼルス
BB連続殺人事件

 立派な装幀が目を惹く。いかにもデスノートにふさわしい。しかし、それだけに値段も高い。ページ数が少ないのは、それ故にこの本を厚めのノート(→デスノート)に見立てることができる、という点で納得がいくが、内容にそれだけの重さがあるかどうか。―残念ながら、装幀に見合うだけの重さはない、という気がする。

 確かに、物語としてはさほど悪くはないのだ。犯人の異常性、執着心―その狂気は、デスノートらしさを醸し出しているし、この作品最大の仕掛けも、よかったと思う。一部の登場人物しか出てこないのも、アナザーノートなのだから仕方ない。

 だが、それでも駄目なのだ。どうしても、全体的に、軽い。
 もちろん、デスノート本編にもギャグシーンはあるし、そのような描写が駄目というわけではない。むしろあった方が楽しめるだろう。だが、それにも程度、種類というものがあり、ここで用いられたものには、「デスノート」にそぐわないものが多かった。

 南空ナオミのイメージを完膚無きまでに崩してしまったのも問題だ。確かに本編では南空ナオミがどんな人物だったのかはあまりわからないのだし、見た目だけで人を判断できるわけでもないので、「こういう意外な一面があった」とするだけならいいのだが、やはりそれにも程度というものがある。
 それに、有能なはずの南空ナオミが、時々非常に間の抜けた発言をしているのも気になる。

 これらの理由から、悪くはないが、装幀に見合うだけの中身はない、というのが感想だ。ある作品を違うメディアで表現するにあたっては、その雰囲気が維持されているか、というのが最も重要な点だと思う。そう考えると、やはり、もともと「デスノート」に近い雰囲気の作風を持つ乙一氏に小説化してもらいたかった…という思いが拭えない。

/西尾維新
発行所
/集英社

2006年8月1日 初版発行

L
change the WorLd

 装幀は立派。見開きの月とLのイラストも素晴らしい。…だが、いいのはそれだけだった。

 実のところ、この本にはさほど期待してはいなかった。もともと私は月ファンだからだ。この本を買ったのも、映画(テレビだとしても)を最後まで見るのに精神的苦痛が生じそうな予感がしたのと、ロサンゼルスBB殺人事件ぐらいの狂気がどこかにひそんでいるかもしれない、というかすかな期待を抱いてのことだった。だが、それは見事に裏切られた。予想通りというべきか、予想以下というべきか、とにかく、この作品はデスノートではない。どこからどう見ても、デスノートではなかったのだ。
月が出てこなかったりLが神格化されすぎていたりするのは、許容範囲といえなくもない。だが、何より、この作品からは、あの静謐な狂気が感じられない。あれこそが、デスノートをデスノートたらしめるものだったのに。

 それではデスノートではなければこの作品を楽しめるか、というと、それもない。アクションとサスペンスが主体なのだが、基本的にどこまでも安っぽくて俗っぽい。駆け引きも間が抜けていて、緊迫感もまるでない。
 まず、登場するFBI捜査官が間抜けすぎる。アクションだけは一級品というあたり、松田のようなものだろうか。だが、松田の存在はメインの駆け引きが充実していてこそ楽しめるものであり、他に楽しめる要素が(Lのお菓子ぐらいしか)ないこの状況では、マイナスにしかならない。(それに、松田ほどの愛嬌もないし・・・)

 他にも問題点は数多い。ただ言えるのは、デスノートの名を冠したこの小説を読むのは苦痛でしかなかったということだけだ。

/M
発行所/集英社

200年12月30日 第一刷発行

 

 

〜関連CD

 

DEATH NOTE original soundtrack

表紙

 暗い所で光るカバーケース。中央の十字がかっこいい。裏表紙がドクロの山というのもデスノートらしい。使われている色が白と黒の二色と少ないのも雰囲気を引き立てる。
 冊子は、横ではなく縦に開くという珍しいタイプ。少々読みにくいが、この方がデスノートのデザインが引き立つのだろう。
 設定資料以外は、デスノートルールやストーリー紹介、作曲者紹介など、文字で記載されている箇所はデスノート風のデザインになっているなど、なかなか凝った造りになっている。
 全体的にシンプルで奥深い印象を受けるところが、まさしくデスノートだ。

内容

 最初からしばらくー18ぐらいまでは、やや単調な曲が続く。捜査本部でのやりとりや、考えを淡々とまとめている時に使われている曲だ。もちろんこういう曲も必要なのだろうが、こればかりではやや退屈では……と思っていたら、変化は突然訪れた。

 19以降―サブタイトルが全て英字になってから、雰囲気は一変する。一見宗教音楽のような雰囲気で、鳥肌が立つような曲ばかり。
 特に気に入ったのは、
Death Note ThemeLow of Solipsismの二曲で、聞いていると本当にゾクゾクしてくる。最初にこれらの曲を聴いた時から、CDが出るのを心待ちにしていたのだ。
 
Requiem」「DirgeLight Lights up Lightも美しい。ただ、どのような場面で使われるのかが気にかかる。
 特に
Light Lights up Lightは、いかにも「大団円」という雰囲気で、殺伐としたデスノートの雰囲気からは、なかなか想像がつかない。最終回で使われるのだろうか。

 そして最後に、主題歌二曲が収録されていたのも嬉しいところ。歌詞カードを見ながら聴くと、ますますキラー月にぴったりなのだ。

全30曲 73:03

06.12.21 発売

VAP

 

DEATH NOTE original soundtrack II

表紙

 原作5巻に似て、手錠で結ばれた月とLが表紙。しかしその背後には、大きなリンゴが。赤い色がやけに目立つ。前回ほどのインパクトはないが、これもまたデスノート。
 ただ、冊子の内容が前回と殆ど同じなので、あまり面白くない。作品解説などを入れると雰囲気を損ねる可能性があるから仕方がないのかもしれないが……。

内容

 最初から英字タイトルのーつまり宗教音楽風の好みの曲が続き嬉しいが、その殆どは1に収録された曲の別バージョン。確かに好きな曲だし、別バージョンも聴きたいと思うが、それでも新しい曲がたった三曲というのはいかにも寂しい。この三曲のために買ったとも言えるが、その中に前作を凌ぐものはなかった。

 確かにSemblance of Dualismは、緊迫感を盛り上げる曲ではあるものの、音楽だけだとそれほどゾクゾクしない。それよりも、1に収録された曲の別バージョンLow of Solipsism IIDeath Note Themeinstrumental〜」の方が背筋を震わせる。特にKyrie for the Absoluteは、同じ曲名でもだいぶ違う印象を受ける。これで身震いするような感覚を味わったあの場面、この場面が浮かんでくる。
 
Airは聖歌のようで、1のLight Lights up Lightと同じく「大団円」という雰囲気。鳥肌が立つようなことはないけれど、綺麗な曲。しかし、後者の別バージョンLight Lights up Light for pianoの方が、綺麗な中に寂しさを感じさせて私は好きだ。これが流れる場面を実際に見てしまったからかもしれないが。
 つまり、1に並ぶ程気に入った新曲はこの中には殆どなかったと言っていい。

 では、他の曲はどうだったか。「黒いライト」「Lの壁」「鼓動」「不安」など、今回は英字タイトル以外にも比較的気に入った曲はあったが、それはあくまで「比較的」であり、それ単体でCDを買いたいと思わせるほどのものではない。
 「好きでも嫌いでもない曲」が大半を占め、特に新主題歌二曲は「嫌いな曲」なので、全体的にはマイナス。「好きな曲」は数が少なく、しかもその殆どは1に収録されたものの別バージョン…となると、どうしても買って損したという気分は拭えない。
 英字タイトルの曲と最初の主題歌だけ一枚にまとめて発売してくれればよかったのに……。

全30曲 71:21

07.3.21 発売

VAP

 

DEATH NOTE original soundtrack III

表紙

 大きな月を背後にミサと教会。どこか不気味な色合い。裏表紙にはロクソクが灯り、原作の最終回を連想させる。ミサの衣装は、「沈黙」で彼女が「Misa no Uta」を歌っていた時のもの(だと思う)。教会、殉教者ということなら魅上でもいいような気がするが、魅上のテーマと違ってミサの歌はいくつものバリエーションが収録されているし、原作最終回に出てきたのも女性だったから、ミサの方が雰囲気が出るのだろう。
 冊子の内容もこれまでと同じだが、ニアとメロの絵はあるのに魅上はいないのが残念だった。

内容

 最初に収録曲のリストを見た時は、本命の英字タイトル曲が殆どミサの歌とそのアレンジバージョンで占められており、ちょっと勿体ないと思ったものだが、結果的には買って大正解だった。
 アレンジバージョンとはいえ、殆ど別の曲のような印象で、特に
Misa no Uta(orchestra version)は死神の舞踏会で死のワルツを踊っているような迫力があり気に入っている。
 最終回で流れた
CodaDeath Noteもよく聞くとミサの歌のアレンジバージョンになっており、この旋律は結構重要なテーマなのかもしれないと思う。綺麗で儚く、どこか虚ろで不気味。

 しかし今回一番のお気に入りはMikami Concertinoで、これが収録されていたのが何より嬉しい。バッハに似ていて、32話でこの曲が流れた時からCDの発売を心待ちにしていたのだ。

 あと、Toward the Climaxもゾクゾクするし、あの愉快な重低音、シドウのテーマTrifling Stuffも収録されている。今回はいい曲ばかりだ。

 それ以外で気に入ったのは、Death Image」「Lの過去」「父の死」など。「沈黙」の回で使われた曲が多く、印象深い。

全28曲 64:49

07.6.27 発売

VAP

 

 

 

2008.7.5

 

 

 

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