ポップ語録

 

 

「そりゃおめえ 美人でグラマーで金持ちで…
 おれの言うことならなんでも聞いてくれる娘だよっ!」

     (2巻「獣王!!クロコダイン」)

メルルなら大体の条件を満たしているのでは…とも思うが実際に好きになったのは別の人。
そんな所にもポップの変化が見てとれる。

 

 

「ひとかけらの勇気ぐらい…俺にだってあるぞっ…!!」

     (アニメ「ふるい起こせポップ!ひとかけらの勇気を!!」)

ポップの意地。
#「今は小さな光ですが、やがて大きくなり…」

 

 

(…アバン先生!先生の5分の1…いや10分の1でいい…!

 おれに勇気を与えてくださいっ…!!!)
     (3巻「ひとかけらの勇気!」)

しるしはきっと光っていたはず。

 

 

「…おれの仲間を傷つける奴は…絶対にゆるさねえぞぉぉぉっ!!!」

     (同上)

魂の底から勇気を奮い起こして放たれた一言。

 

 

「ブラスじいさんさえ無事なら ダイは思う存分戦えるんだ…
 てめえなんざ軽くやっつけてくれるさ…

 あいつは…あいつは…本当に強いんだ…おれなんかと違ってな…」

     (4巻「奇蹟呼ぶ友情」)

なんという信頼…!

 

 

「おれだって できたら死にたかねえぜ。
 で…でもよ おれにだってプライドってものがあるんだ。

 仲間を見捨てて自分だけぬくぬくと生きてるなんて…

 死ぬよりカッコ悪りィやって… そう思っただけさ…」

     (同上)

行き着く先を見てしまったからには…。

 

 

「…がんばって…他人から感謝されるっていうのも悪くねえなって…さ」

     (4巻「小さな勇者たち」)

あの時、この道を選択できたからこそ…!

 

 

「…おれは…おれは…おまえを…す…
 …すばらしい仲間だと……思ってんだからさ…!!」

     (8巻「また会う日まで」)

……惜しい!
#まあ、これはこれでいい場面ではあるのだが…拍子抜けしたのも事実。

 

 

(…これでいいんだ…これで…今はまだ言えねえよ…
 あいつが思ってるほどおれは強くもなけりゃ 勇気もないんだ!!

 もっと…もっと強くならなきゃ…!!!)

     (同上)

そして本当に強くなった…大魔道士と名乗れるほどに…!

 

 

「へへへッ…死ぬ気になりゃあ なんとかなるもんだな…!」

     (10巻「ポップ、決死の挑戦!!」)

ポップの座右の銘。

 

 

「そうさ!ダイがいなけりゃレオナ姫は死んでた!!

 ダイと戦わなけりゃ クロコダインもヒュンケルも悪党のままだった!!

 そして…そしておれは…
 ダイに出会えてなかったら いつも逃げ回って…強えヤツにペコペコして…

 口先ばっかでなんにもできねえ 最低の人間になってたに違いねえんだ!!」

     (12巻「おれたちのダイ…!!!」)

もしダイがいなかったら。もしまぞっほがいなかったら。もし……。

 

 

(おれの冒険は… ここまでだぜ…!!)

     (12巻「ポップの最期」)

閃光のような生き方は、この時からすでに…!

 

 

(…お…おれにできるか あれが!!? 昔のおれにできたか!!?

 たった一人で絶対に勝ち目のねえ相手に向かっていくことが…かけだしの時に…!!!

     (14巻「なるか!!?勇者救出」)

こうやって過去の自分と比べてみて素直に人(しかもあまり快く思っていなかった相手)を称賛できるのはなかなかすごいことだと思う。

 

 

(こいつをよけたら…二度とあの人を師匠と呼べないっ…!!)

     (18巻「極大呪文の秘密!!」)

いつも最後には、正面から立ち向かっていった。そうしてやがては騎士に認められるほどの男に…。

 

 

「…本気さ師匠。あんたのできる事は…全部おれが覚えてみせる。

 だから…もう無茶する必要はないぜ…」

     (18巻「つかめ!!最強の力」)

年をとってからこんなこと言われたら、たまらないだろうなあ…。

 

 

「自分が正しいと思いこんでる分 ニセ勇者とかよりタチが悪いぜっ!!!」

     (18巻「北の勇者」)

それはノヴァにかぎらない。人でも、国でも……。

 

 

「…マァム。頼みがあるんだ…

 …手を…最後の瞬間までおれの手を離さないでいてくれ…!!」

     (23巻「折れたる剣…!!!」)

ある意味これが一番の告白だったと言えるかもしれない。

 

 

「…おまえは昔っから強かった…だけどおれは違う。
 強えぇ奴が怖くて逃げ回ってばかりいた。

 そんなおれが 今こうして魔界の神とケンカしてんだからまったくオドロキだぜ…。

 戦いがおれをここまでにしてくれた!
 おまえやマァムやヒュンケルたちとここまでやってこれた事は
おれのたったひとつの誇りなんだ!!

 今ここでやめちまったら ちっぽけな勇気をふりしぼってここまでがんばってきた
おれの戦いの日々がすべてムダになってしまう!!!

 ダイ!!!おれたちは今までずっと誰かのためにがんばってきたよなっ!!

 アバン先生の仇を討つために…!
 おれたちの家族の平和を取り戻すためにっ…!!

 でも 今ではもうそれだけが 戦う理由じゃねえはずだ!!

 みんなのためだけじゃない!
 自分自身のために ここで戦いを投げ出しちゃいけねえんだっ!!!」

     (24巻「起てよ勇者!!!」)

ポップだからこそ、言えること。

 

 

「…ご…ごめんよ…メルル… おっ…おれはっ…
 お…おれは… マァムが好きなんだよおおっ!!!」

     (26巻「その人の名は…!!」)

しるしを光らせるのに課せられた試練は、ポップが一番大変なのでは…。
まあそれだけに、ポップの力の源が何なのかわかった時には感動したものだけど。

 

 

「…よしてくれよ… おれはれっきとした人間だぜ…

 臆病で弱っちい… ただの人間さ…!!」

     (27巻「想いよ走れ…!!」)

自分でそういうことを言う奴が最も怖ろしい。
…ということを戦闘経験の殆どないシグマが知っていたということは、ハドラーがそれを知っていたということだろう。おそらくポップとの戦いを通じて……。

 

 

「…そう!!おれを呼ぶなら大魔道士とでも呼んでくれっ!!!」

     (27巻「脅威の騎士・シグマ!!」)

最高にかっこいいセリフ。この瞬間からポップの職業欄が変わった。

 

 

「おれの女神は微笑んでなんかくれねえっ!!
 横っ面を…ひっぱたくんだよおっ!!!」

     (27巻「勝利か!!?消滅か!!?」)

何度ひっぱたかれたことか…。

 

 

「…おれはっ…おまえが好きだっ!!」

     (27巻「マァムの返事」)

率直すぎるほど率直に。

 

 

「…おまえっていつもこうだな…
 おれがずるい方へ行こうとするとガツンとやってくれて…

 …男ならこっちが正しいのよって目を覚まさせてくれて…

 だ…だから… …おれ…おまえのそんなところが…
 す… …好き…なんだ…わ…」

     (同上)

一度言ってしまえば、あとはもう何度でも言える。

 

 

(…おれ…!おまえを好きになって……本当に良かった…!!)

     (同上)

こう思えるのも、今のポップだからこそ、だろう。

 

 

「…悪りィ… あんたに…見とれちまった…」

     (28巻「ポップ・炎に死す…!!」)

読者はそんなポップに見とれている。

 

 

「あんたが絶対に助からねえって頭でわかってても
 どうしても見捨ててく事に抵抗があって…だって…そうじゃねえか…!

 自分の誇りを賭けて…!仲間たちと力を合わせて!努力して!

 正々堂々とおれたちと戦うために必死に…必死に頑張りぬいてよ…!!!

 おれたちとどこが違う…!!?同じじゃねえか!!」

     (同上)

本当に、そうだ…!誰よりも努力してきたポップだからこそ、それがよくわかったのだろうなあ…。

 

 

「できるさ…!今のおれにならできる!!そして今度はっ…

 おれたちの勝ちとった平和を老師や先生に味わってもらうんだっ!!!」

     (33巻「直撃!!極大消滅呪文」)

ここで急にBGMが「勇者の挑戦」に切り替わる。頭の中でアニメ化した時ものすごく盛り上がった。

 

 

「でもみんな決めてるんだ。勝てようが勝てまいがそれでも行くって な!

 そこに… あいつがいるからだ…!!」

     (34巻「勇者の下へ!」)

そこに、太陽があるからだ。

 

 

「一つだけ…覚えておくといいぜ。おれたちは2人っきりじゃない。

 2人ではじまった冒険の旅だったけど ここへたどりつくまでに色々な人に会った!

闘った!そして…救われた!!

 誰一人欠けていたって こうしてあんたと向きあうことすら出来なかったんだ!!

 たとえ遠く離れてたって… 動く事ができなくたって…
 おれたちはつねに魂の絆で結ばれている…!!!

 この絆の強さ…!!目には見えないが…絶対にてめえのド肝を抜くはずだぜっ!!!」

     (35巻「絆にかけて…!」)

ああ、今までのことを振り返ると胸が熱くなる…作中では三ヶ月しかたってなかったけど。

 

 

「それに比べたらきっとおれたち人間の一生なんて一瞬の花火みたいなもんだ」(略)

「あんたらみてえな雲の上の連中に比べたら おれたち人間の一生なんて
どのみち一瞬だろう!!?

 だからこそ結果が見えてたってもがきぬいてやる!!!一生懸命に生き抜いてやる!!!

 残りの人生が50年だって5分だって同じ事だっ!!!

 一瞬…!!!だけど…閃光のように…!!!
 まぶしく燃えて生き抜いてやるっ!!!それがおれたち人間の生き方だっ!!!」

     (36巻「閃光のように」)

どんなに苦しくても立ち上がり強くなる勇気の持ち主、ポップ。一番大事な時に立ち上がってくれました。

 

 

「……そうさっ!!!おれたちのダイが勝ったんだぁーっ!!!」

     (37巻「さらば!!!愛する地上よ」)

その場にいた者すべての気持ちを代弁。

 

 

「生きて…生きてさえすりゃあよ…!!また会えるって!!

 だってあいつの帰ってくる所はよ…!地上しかねえんだからさ!!!」

     (同上)

 

 

<そうだ…あいつが戻るその日まで おれたちが世界を守っていこう。

 いつの日かあいつを見つけても あいつが自分で帰ってきても

 美しい大地や街並みや 平和な人々の暮らしを見て

 これがおれが守った地上なんだ と 誇らしく胸をはれるようにしよう…!

 ふたたび勇者が帰ってくる その日のために…!!>

     (同上)

最後は一般人代表・ポップによるナレーション。
絵を見る限りでは、まだまだ大魔王バーンに突きつけられた問題は少しも解決していない。
だけど、いずれは……今は小さな希望にすぎないけれど、いずれは……。

 

 

 

2009.4.1

 

 

 

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