冒険王ビィト
一言コラム（１）
| もしもビィトがアニメ化されたら |
……すごく嬉しい。されないかなあ、アニメ化…ということで、もしも「冒険王ビィト」がアニメ化されたら、どんなものになるのかを、ちょっと考えてみた。まず、声優。
「ダイの大冒険」を踏襲するなら、
ビィト…………藤田淑子（ダイ）
ポァラ…………富永みーな（マァム）
スレッド………堀川秀行（ヒュンケル）
ミルファ………久川綾（レオナ）
……という感じだろうか。キッスがちょっと難しいのだが……役割等はポップに近いけれど、性格はかなり違うし………ううむ……「ロードス島戦記」のエトの声とかがわりと合いそうな気はするのだが。
あと、魔人について考えてみると、
グリニデ閣下………諏訪部順一（跡部：テニスの王子様）
もしくはラング（：「銀河英雄伝説」）の声
もしくはフレイザードの声
館長シャギー………石田彰（ゼロス：スレイヤーズ、観月：テニス）
もしくはキルバーンの声（田中秀行？）
ベルトーゼ…………青野武（ハドラー）か内海賢二（バーン）
ノア…………………成田剣（殺生丸：犬夜叉）か竜将軍バランの声
……のようになった。最後の二人は、「この声でもいいような気もするし、いやあの声でもいいような……」と、いうふうで、どれ、とは絞りにくい。ただ、なんとなく、魔人というのは結構野太い声のような気がする。
ちなみに、グリニデ閣下は、大暴走した時の口調（「このオレの怒りを静めんだよ！ああんっ！！？」等）が、跡部と似ているような気がすることと、「俺様の美技に酔いな」とか素面で言っていた跡部の声でなら、「エクセレント…っ」「素晴らしい…素晴らしいよキッス君っ」「そう……私は常にクールだ……！！」と、ちょっと悦に入ったような閣下のセリフに見事にはまってくれるのではないかと思った次第。まあ、凶暴が売りだったフレイザードでもいいような気はするのだが……暴走前の、「そう…私は常にクールだ」などというセリフには、やはり前者の方がいいのではないかと。ラングの声にしても、あのやたらと響いて深みのある声（まるでオペラ歌手のような……）は、暴走前のクールな時なら一番ぴったりはまる声だとは思うが、暴走した時にどんな感じになるのかが、ちょっと想像しにくい。
あと、館長シャギーには、笑いながら平気で仲間を見捨てるタイプ、常に傍観者の謎の神官、ゼロス。わりとシャギーと似た所があるのではないかと。暗殺が専門の死神キルバーンも同様。ところで、このキルバーンの声、最初に聞いたとき、「……アバン先生と同じ声ではないか？」と疑って「声の出演」をじっくりと見たのだが、ピロロの声はちゃんと出ているにもかかわらず、そこにキルバーンの名はなかった。その後ずっと
EDに気を配っていたが、ついに、一度も彼の名が出てくることはなかった。…しかし、出ないとなると、ますます怪しい。あの声の持つ独特の響き、そしてリズム。あれは絶対田中秀行氏だと私は今も信じて疑わない。アバン先生は、アニメの後半殆ど出てこなかったわけだし、あり得ない話ではないのだ。しかし、もし正直に「声の出演」にその名を載せていたら、「キルバーンの仮面の下の正体は、あのアバン先生！？」などとという、いらぬ憶測を呼ぶことを懸念して、名を伏せたのではないかと、私は勝手に予測している。さて、声優についての予想（希望）がやや長くなったが、それ以外の要素。音楽は、やはり「ダイの大冒険」にちなんですぎやまこういちだろうか。雰囲気が似ているし、レベルなどゲームらしい要素も多いし。主題歌もすぎやまこういちを希望。なぜなら、「ダイの大冒険」の「勇者よいそげ！」がすごくかっこよかったから。すぎやまこういち以外の手になるとしても、正統派で熱いものを希望。放映は夜７時から。一年間は続いてほしいと思う。むろん、言うまでもないことだが、殆どの地域で見れるチャンネルで。
……ああ、されないかなあ、アニメ化。ゲーム化は実際に進んでいるらしいから、できない話ではないと思うのだが。
＃これが無理なら、「ダイの大冒険」を最後までアニメで放映する、というのも……。
| ポアラの役割 |
晴れて天撃の天才・キッスが仲間に加わったわけだが、それにより、今後、能力的にポアラの立場は微妙なものになっていくことが予想される。一行の中ではおそらく一番の常識人で、能力もまあ、平均的。これまでは、才牙しか使えず、寝たら起きないビィトの補助的役割を一人でこなしていたが、ポアラ自身は、強力な武器に対する「必殺の一撃」をまだ持っていない。「炎の天撃は、キッスより威力があるかもしれない」と、キッス自身が言ってはいるものの、まだ十分に使いこなせていないふしがあり、キッスの天才性を考慮にいれると、それもじきキッスに追い越されてしまう可能性が高い。才牙は使えず、天撃もキッスに劣る……。それでもまだ、「バランスのとれた能力」ということで、しばらくは活躍できるとは思うが、そこに、より強力な新たな仲間（スレッドかミルファあたり）が加わるか、ビィトかキッスが成長して弱点をある程度克服（ビィトは天撃、キッスはブランクによる体力低下）して得意分野に磨きをかければ、もうポアラの出番はない。まして、二人の並はずれた素質と成長スピードを考えれば、この先取り残されない可能性の方が低いと思う。
思えば、「ダイの大冒険」のマァムも最初は「僧侶戦士」というやや中途半端な職業で、中ボスクラスが相手だと直接攻撃はむろん通用せず、攻撃呪文も使えない。かわりに魔弾銃を所持していたが、それも壊れてしまい、残った長所は「回復呪文が使える」ということのみ。しかし、そこに、さらに上の回復呪文が使える（しかも攻撃呪文も使える）レオナが加わったことで、マァムの活躍の場はなくなってしまった。それで、武闘家への転職を果たしたわけだが……ひょっとすると、ポアラもこの先、「自分だけの特技」を見つけるために一時パーティーを離れ、大化けして戻ってきたりするのだろうか。―才牙も身につけて。
スレッドが極薄の刃、ミルファが超巨大な鋼の爪、と、あまりメジャーでなさそうなー少なくとも、ビィトの持っている才牙とは別の系統のものであるから、ポアラもきっとそうなのだろう。鞭とかだろうか？ブーメランでもいいような気がする。
そうするとキッスはー彼は天撃使いなので、別に才牙なしでもいいような気がするが、仮に持つとしたら……弓矢あたりだろうか。天青の氷結波も矢のようなイメージがあったので。
この先どうなるかはわからないが、もしミルファとスレッドが加わって、ゼノン戦士団みたいに強力なチームが出来上がったら………そう考えるとわくわくする。ミルファが雷でスレッドが風だから、ビィトが光でポアラが火、キッスが水、という感じになりそうな気がする。
３人ともまだまだ発展途上なので、先が楽しみである。
２００４．３．２０
戻る