オートザム研究室

 

 

 

モデル

 未来都市。
#モコナは、地球の創作作品なども見ていたりしたのだろうか?

 無理矢理国に例えると、

  オートザム→アメリカ

  イーグル→イギリス

  オートザムファミリー→フランス?

といったところ。

 晩秋〜冬のイメージでもある。
#ランティスは、ここで初めて雪を見て驚いた…というようなこともありそうだ。

 

気候

 四季ではなく、秋・冬の二季と推測。

 しかし、高度に機械化された国なので、どこも冷暖房完備で、特に暑さ・寒さを感じることはないと思われる。
 自由惑星同盟(「銀河英雄伝説」より)の戦艦内の温度は、通常
16.5℃に保たれているというが、恐らくオートザムの気温もそのぐらいに保たれているのだろう。

 ……と、思うのだが…ただ一つ、気になるのはオートザムの人々の服装だ。

 例えば、イーグルやランティスのように、長袖のアンダーウェアの上にマントまで羽織るという重装備の人がいる一方、ジェオやザズのように半袖の人もいる。

 2巻に少しだけ載っているオートザムの様子では、マントを着用している人が大半のようだし、一般のオートザム兵も長袖だから、恐らく長袖に適した気温なのだろう。

 もっとも、イーグルの場合は、マントの下に様々な武器を隠すためとか、ランティスはずっと暖かい国にばかりいたのでオートザムは寒く感じるなどの理由もあるのかもしれないが。

 ただそうなると、問題はジェオとザズである。

 ザズは、メカニックなので、機関室のような暑い所に入る必要から半袖、という推測が成り立つ。

 では、ジェオは……特別に暑がりなのだろうか。
 それとも、イーグルの世話役として、いつもあちこち走り回らなければならず、そのためにいつも暑い、ということだろうか。

 それにしても、様々な服装の人が混在していると、どのぐらいの気温なのか、結構悩むところだ。

 「常春の国」セフィーロでも、クレフやランティスのように厚着をしている人と、半袖のエメロード姫やカルディナのような人が混在しているが、こちらはまあ、「意志の力」ということで、どうとでも解釈できる。

 とにかく、オートザムもセフィーロも、意思の力で気温を設定できるだろうから、それなりに過ごしやすい気温になっているのは確かだろう。
 ランティスの服装からすると、オートザムは、セフィーロより若干気温が低いようだが。

 しかし温度を低めに設定してあるとはいえ、暖房で無理矢理温度を上げていることには変わりない。

 オートザムでは、もともとの気候に加えて、大気汚染で日が差さず、ますます気温が上がらなくなったため、冷暖房で気温を調節し、そのためさらに大気汚染は悪化する……。悪循環である。

 オートザムの空は、始終厚い雲に覆われ、晴れることがない。

 雨なども降るのだろうが、それは恐らく濃い酸性雨で、直に当たったら怪我をするとか…。

 

地理

 星の中心部から崩壊が進み、内部が空洞化。地表が虫食い状態で、大気汚染が酷く、空は晴れることがない。
 大気汚染だけでなく、土壌汚染も深刻なようだ。

 国の中心にある、コンペイトウのようなクリスタルは、市民の巨大居住区。地表には、軍施設を配置。

 おそらく、クリスタルの中心部に、政治中枢が配されているのではないかと思われる。

 空中にはバイク専用の通路が通っているようだし、交通網も整備されているのだろう。建物の間も、チューブのような通路でつながれているらしい。

 ファーレンと違って、星をバリアーで覆っていないのは、クリスタルそのものが最高の硬度を誇り、その必要がないからか、それとも大気汚染があまりにも酷くてそれだけの余裕がないからか。

 

歴史

 地球よりは新しい…はずだが、モコナの計らいにより、科学は異様に発達している。また、科学の発達、そして何よりその突出した軍事力を考えると、近くに同じく機械の発達した国があり、長く戦争(もしくは冷戦)状態にあることが予想される。
 イーグルがあの若さで司令官になったことも、この推測を補強する。

 また、イーグルやジェオの軍の正装には、現在のオートザムをあしらった記章が施されているが、これは、少なくとも、その軍服のデザインが決まった頃には、既にオートザムは現在の状態になっていたことを窺わせる。
 そうしょっちゅう軍服のデザインが変更されるとも思えないので、オートザムの大気汚染は、かなり前から深刻な状態だったのだろう。

 しかし、そんなに前から大気汚染が深刻化していたということは、地球のように、汚染物質の排出を規制して後は星の自浄能力に任せるという手はとれないらしい。どんな薬剤や機械を開発しても解決できず、しかも悪化する一方とは……。
 精神力をエネルギー源としているのに、大気汚染が進行しているというのが解せない。

 これは、地球のように文明の発達が主原因というわけではないのではないか。

 となれば、考えられるのは、戦争か事故。

 自国でか他国でか開発されたその物質は、オートザムにばらまかれると、瞬く間に増殖を開始。「腐食の霧」が全土を覆った。

 もともと攻撃目的で開発された物質故に、放置すればするほど状況は悪化する。浄化方法の研究も難しい……。

 現在の苦境をもたらした、そんな大事件がかつてあったのではないだろうか。

 

政治

 少なくとも、大統領と評議会が存在し、また、(イーグルがセフィーロ侵攻を評議会にかけたことから)司令官(軍人)が評議会に議案を提出できることもわかっている。
 もっとも後者に関しては、イーグルが評議会の議員だった、という可能性もあるが。

 民主主義がとられてはいるが、文民統制に関しては、さほど注意を払ってはいないようだ。

 

外交

 正式な国交はないが、各国についての一通りの情報は入ってくるし、同時に科学技術を含む自国の情報も、ある程度流出しているようだ(機械の浸透していないチゼータやファーレンに、重力発生装置や人工バリアがあることから)。

 機械に関する知識が全くなかったであろうランティスが、普通に生活を営んでいたことなどを考えると、オートザムを訪れる旅人も皆無ではなく、彼らにオートザムで日常生活を営むための知識などを与えたりするための施設が存在すると思われる。

 

科学

 精神力をエネルギーに変換する分野が、非常に発達している。

 これは、モコナの計らいと同時に、「道」の存在や、他国に魔法や幻術、精霊などの、「心」を力として使うものがあることから、研究対象になりやすかったという事情もあったと思われる。

 

アイテム

バッテリーパック&バッテリーコード

 このコードを機械につなげて使うらしく、オートザムの人は、皆身につけている。バッテリーパックは、ソーラー電池のようなものだろうか。使わない時でも精神エネルギーをためておける、という…。

乗り物

 オートザムの乗り物には大人用(イーグル等使用)と子供用(ザズ等使用)があり、大人用は、噴射機が用途により可動する。
 バッテリーからコードをのばして乗り物につなぐと、思うがままに乗り物を動かすことができる。
 イーグルは、「僕のホバーを使ってください」と、ランティスにカードのようなものを渡していたが、あれは鍵なのか、それともドラえもんの道具のように、あの中にホバーが入っているのかは謎。

 アニメ29話「イーグルと捕らわれた光」からすると、ほんの一時間足らずで何着もの服を作ることができるらしい。
 たぶん、現代の地球で、紙さえセットしておけば、プリンタを用いて簡単に文書を印刷できるように、オートザムでは布さえセットしておけば、衣服も簡単に作れるのではないだろうか。
 ついでに言えば、クリーニングも簡単にできるらしい。

小型コンピュータ

 携帯用で、片手でも扱える。スクリーンは何もない空中に投影することができる。これが地球とオートザムにおける科学力の差というものか。

電子レンジ

 エネルギー源を除いては、地球と同じようなものだろう。

ポット&ティーカップ

 カップは背の高い金属製。重そうに見えるが、きっと軽く、しかも持っても熱くないようにできているのだろう。保温にも優れているのかもしれない。
 ポットは恐らく地球の保温ポットと似たようなもの。しかし、電気はおろか精神エネルギーすらも使わずに役目を果たしている…。

お菓子

 大きな金平糖のようなお菓子がある。硬めのゼリーのようなもの。
 オートザムにはケーキもあり、よくジェオが作っている。加えて、なんと羊羹まであり、お菓子も地球と結構共通しているようだ。
 ケーキの存在すら知られていないセフィーロとは、かなり違う。
 ちなみに、ジェオのお菓子箱に、鍵はついていないらしい。
#ついていても、イーグルの前には意味をなさないのかもしれないが。

 

 

 

2006.6.15

 

 

 

戻る

 

 

 

inserted by FC2 system