CLAMP学園探偵団

〜感想・評価〜

 

ここでは、作品についての評価と感想を述べています。

大好きな作品であり、適切な評価を下せる自信は今ひとつなのですが、楽しんで頂ければ幸いです。

 

注)・評価は5段階評価です。

 

 

CLAMP学園探偵団

 

評価(原作)

ストーリー

大事件はないが、楽しく心温まる物語。

オリジナリティ

4

探偵団だけど陰惨さはかけらもない。あくまでも明るく軽やかに事件を解決していく。

一貫性

女性に対する紳士的な態度が一貫している。

話の構成

一話完結。

#残が会長を務めていたのは、一巻では「四年生の時から」で、三巻では「三年生から」と書かれているが…。

画面構成

笑顔が印象に残るように。

綺麗で眺めているだけで楽しい。

感動

3+

ロマンチックな一時を。

キャラクター

主役三人の個性が際立ち、ストーリーも、それぞれの魅力を表すものになっている。

ユーモア

タイトルを有名映画名に。
またよく見ると、背景に見覚えのある人物を見かけることも……。

ギャグ

B

やや多め。

合計

37

総合評価

 他作品ともリンクしているCLAMP学園が舞台。
 大きな事件は起こらないが、探偵団の華やかな活躍を楽しめる。ひたすら明るく楽しく、そして時にロマンチック。
 一時の夢。
CLAMP学園に入ってみたいと思わせる、そんな作品。

感想

好きなキャラクター

  1. 鷹村蘇芳
  2. 妹之山残
  3. 伊集院玲

#いつも笑顔なところなど、残にはイーグルとの共通点も多いが、あまり似ている気がしないのは、残がさほど頑固には見えないせいかもしれない。

心に残った話

1.「勝利への脱出」

2.「マイ・フェア・レディ」
  「我が心に君深く」

4.「裏窓」「料理長殿ご用心」

 レイアースOVAで光達の通う学校が(とりあえず)CLAMP学園、という話を脚本集で読み、これに手を出した次第。
 結局
OVAに出てきた学校がCLAMP学園かどうかはよくわからなかったし(制服は似てるけどどうも違うような気がする…)、「CLAMP学園探偵団」とは何の関係もなかったが、これはこれで面白かったから、結果的にはよかったと思う。

 裏にも漫画が載っていて至れり尽くせり。CLAMP作品は絵が綺麗なので眺めているだけで楽しめるものが多いが、これは特にそれが顕著で、ページ全体から華やかで楽しい雰囲気が伝わってくる。

 後に「X」で成長した三人が出てきた時は嬉しかった。
#それにしても、楽しいだけに思えたこの
CLAMP学園に、あんな裏があったとは……。

 

評価(アニメ)

ストーリー

毎回キャラの魅力を伝えつつ小さな事件を解決していく、「CLAMP学園探偵団」らしい話。

キャラクター

4+

主役三人だけでなく、別作品からも登場。カサブランカも再登場。最後の敵も、なかなか存在感があった。

画像

4+

原作に似て綺麗。

音楽

CLAMP学園らしい曲。

構成

4+

他作品のキャラを無理なく登場させている。基本的に一話完結だが、最後に大事件を持ってくるのも忘れない。

演技

よく合っていると思う。蘇芳や玲はもちろんだが、デュカリオンのメンバーもぴったり!

感動

3+

基本的には気軽に楽しむ話。
しかし終盤は結構ドキドキした。

遊び心

サブタイトルに映画名を用いるのはもちろんのこと、やはりなんといっても「デュカリオン」「20面相」の面々を、設定そのままに登場させたこと。特に番外編の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」は遊び心満載で面白かった。

オリジナル

4+

原作の設定のままに、他作品のキャラも登場させて、面白い話になっている。原作で描かれなかっただけでこういう事件もあったかもしれないと思わせる。

原作の忠実度

B

基本的な設定は同じだが、その上に様々な話を展開し、世界を広げている。

合計

38

総合評価

「デュカリオン」
メンバー登場話

「プリティ・リーグ」(解説役で登場)

「ザッツ・エンタテイメント」
(パン屋の店員&喫茶店の客で登場)

「ワンス・アポン・ア・タイム
・イン・チャイナ」
(店員&妨害役)

「プリティ・ウーマン」
(たこやき屋・お面屋)

「フェイク」(パン屋の配達員)

「サブウェイ・パニック」
(学園危機に出動しようとするが…)

「美幸ちゃん」登場話

「ワンス・アポン・ア・タイム
・イン・チャイナ」
(店員役)

「プリティ・ウーマン」(依頼人)

「20面相」の話

「おしゃれ泥棒」(両親も登場)

気に入った話

1.「ワンス・アポン・ア・タイム
  ・イン・チャイナ」

2.「おしゃれ泥棒」

 「ザッツ・エンタテイメント」

 「トゥルー・ロマンス」

5.「華麗なる賭け」

 「フェイク」

 CLAMP学園の楽しい雰囲気が伝わってくる。
 その上最後には大事件も起こり、探偵ものらしい緊張感も。
 ただ、最後の事件の犯人は、存在感は十分ながら動機が今ひとつだったような……まあ、残を恨む理由を無理矢理考えると逆恨みになってしまうのは仕方がないのかもしれないが。

 原作の雰囲気のままに、楽しい時間を過ごすことができた。

 また、探偵団の三人だけでなく、同じくCLAMP学園を舞台にする話「学園特警デュカリオン」の登場人物が何度も出てきたのが嬉しかった。それがどれも違和感なく、しかも学園の危機に出動できない理由までがちゃんと描かれていて、彼等が探偵団と同じ舞台にいるのだと実感できた。原作よりも、より繋がりが密接に感じられ、それがとても嬉しかったのだ。
 番外編の劇中劇では堂々と登場し、いつものセリフも健在。
#ツバサもこうだったらよかったのに……。

 

 

 

2007.4.8

 

 

 

戻る

 

 

inserted by FC2 system