アニメ ドラゴンクエスト
〜勇者アベル伝説〜

〜感想・評価〜

 

ここでは、作品についての評価と感想を述べています。

適切な評価を下せる自信は今ひとつなのですが、

楽しんで頂ければ幸いです。

しかし、もしこれで気分を害された方がいたらすみません。

 

注)・評価は5段階評価です。

 

 

DRAGON QUEST

 

評価

ストーリー

ドラクエの雰囲気を保ったまま、独自のストーリーを作り出した。

オリジナリティ

4+

宝石モンスター、風の翼、死せる水など

一貫性

ゲームと照らし合わせても矛盾はない。タイトル通りに、竜を甦らせるという目標が一貫しておりわかりやすい。

話の構成

基本的に一話完結で、「様々な町に行って、一つずつ順にイベントをこなしていく」というゲーム的な雰囲気がよく出ている。

画像

ドラクエらしいと思う。

音楽

4+

ところどころ、ドラクエの音楽を使用。電子音であるところが、逆にゲームらしい。

感動

感動を中心に据えたストーリーではないようだが、最終回近くでは、それまでの長い旅が思い返されて、ゲームクリアと同じような感動を味わうことができた。

演技

4+

キャラによく合っていて、うまいと思う。

キャラクター

4+

勇者、戦士、戦士、魔法使い(賢者)という、一見バランスの悪そうなパーティーでありながら、皆個性豊か。スライムも可愛い。

遊び心

A

EDにキャラのステータス画面を出したり、切り替わり場面でコントローラーの絵と共に「PAUSE」の表示が入ったりと、随所にDQの雰囲気を生かす遊び心が見られる。

合計

41

総合評価

 DQ3をもとに、ゲームの雰囲気を再現しつつ、独自のストーリーができている。竜を探すというドラクエのテーマと、聖剣と聖杯を探すという、DQのモデルである中世ヨーロッパの世界観を採り入れ融合させているのも面白い。アベルが水の上を歩くなど、神話のような場面もある。
 また、当初はゲームの雰囲気を色濃く反映していたが、徐々にアニメの雰囲気の度合いが濃くなっていったのも興味深い点だ。

 ゲームと近すぎず、離れすぎず。その醸す雰囲気は、どこまでもドラクエ。まさに「もう一つのドラクエ」であると言え、素晴らしい作品である。

感想

好きなキャラクター

アベル、ティアラ、デイジー

印象に残った話

  • ティアラがはやぶさの剣を手に入れる話
  • ミネアとマーニャが出てくる話
  • アベルが命懸けで水の龍を封印する話
  • オルテガの死
  • バラモスと戦うアベルを見て、デイジーが感慨にふける場面

心に残った言葉

「打ち倒す者は強い。だが、倒されても起きあがる者は、もっと強い。
 ……それが勇気というものだ」

(「甦れ!不死鳥ラーミア」バハラタ)

好きな歌

ED「夢を信じて」

ティアラが劇中歌っている歌

 おぼろげな記憶しか残っていなかったが、発掘したビデオテープに一部の話が残っていた。随分前の作品だが、今見ても面白いと思う。
 ゲームに非常に近い雰囲気を持っているため、様々な場面で、「ゲームなら、きっとこの場面はこういうふうに表示されるだろう」とか、逆に、「ゲームのあの場面はこんな感じなのか」などついつい考えてしまうのだ。これを逆にゲーム化しても、違和感はないのではないだろうか。
 もちろん、話自体も素直に楽しめる。青き玉の勇者というのがかっこいいし、敵のムーアも愛嬌があって面白い。竜伝説を探す冒険に、旅先で起こる様々な出来事に、ワクワクする。
#それにしても、最終回の後、アベル一行はまた旅に出たようだが、一体何のために旅をしているのだろうか?

 

 

 

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