130 モヤモヤゆうれいライフ

 

 

【グビアナ砂漠高台】

 

アルフ「あ!あなた!わかりますよ!!私が見えるんでしょう?

    私はね 120年前 妻とのケンカで家を追い出されたあげくに
   この毒沼にはまって死んじゃったんです。

    まあ そんなうっかりはしかたないとして…聞いてくださいよ。

    私の家に代々伝わる家宝がね どこか水の流れる宝の洞くつに
   かくされてるってぇ話なんです。

    オヤジから 困ったときには そこに行けと言われたんですが…。

    行く前に死んじまったでしょう? なにが置かれてるのか
   モヤモヤ気になってねぇ。成仏できないんですよ。

    こうして知り合ったのも何かの縁ってことで あなた
   調べてきてくれませんかねえ?」

  (うける)

   「おお!調べてきてくださいますか!申しおくれました。
   私はアルフです。いやーよかった!

    見つかった家宝は あなたに差し上げますよ。
   ゆうれいには必要ないですからね」

 

アルフ「ああ オヤジがかくした家宝って いったい なんなんでしょうねぇ。

    困ったときに必要なモンですから やっぱりゴールドなんでしょうかね?
   ああ!モヤモヤしますなぁ」

 

 

アルフ「おお!あなたは!よくぞおもどりになられました。

    して どうでした?家宝は見つかりましたかねぇ?」

  (はい)

○○はアルフにご先祖の教えと古びたリングをわたした。

   「ほう…?手紙とアクセサリーですかな? ふむふむ 読んでみましょう。

    …これを読んでおるということは おおかた嫁とケンカして
   行くあてがなくなったのだろう。

    いいか? まず泣くのだ。 そしてまんげつのリングをささげ
   ひざまずき 許しをこうのだ。

    それでもダメならしかたない。相手の足にすがりついて泣き叫び
   許されるまで 絶対はなしてはならん。

    息子よ。嫁にさからうな。これは代々わが家に伝わる家訓。

    さからうと10倍になって返ってくるという ありがたい言葉だ。
   がんばれよ。おまえの父より

    …はぁ。オヤジも私とおんなじ苦労をしてたんですねぇ…。

    でも私は あやまりませんよ!あやまろうにも もう相手は
   天国にいっちまったでしょうからね。

    なにしろ私が死んだのは120年も前のことですからな。ハッハッハッ!

    約束どおり このアクセサリーはあなたに差し上げますよ。
   えんりょなく持ってってください」

○○はまんげつのリングをもらった!→クリア!

 

アルフ「死ぬ前にオヤジの家訓を読めれば よかったんですがねえ…。
   ま なにはともあれスッキリしました。

    …ここだけの話ですが ゆうれいライフもなかなかカイテキでしてな。

    グビアナ城をのぞいたりなんかして!ハッハッハッ!
   成仏して妻にあやまるなんて もったいないですな!」

 

 

 こんな死に方は嫌だ、という死を迎えてしまったアルフさん。しかしなかなかどうして、へこたれないというか懲りないというか…。一方未熟な天使はなかなかゴールドタヌに出会えずちょっとくじけそうになっていたのでありました。次々と宝の地図の洞くつに潜ってみても、水の流れる洞くつには滅多におめにかかれず、たまにそんな洞くつに潜れても、ゴールドタヌに出会えるだけの深さは持ってなかったり。結局彼らに出会うために、数多の宝の地図のボス(と、その洞窟にいるミミック)が犠牲になったのでした。

#今頃宝の地図のボスの中には、バタフライ効果について真剣に考える者もいたりして…。

 

 

2011.12.15

 

 

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