ドラゴンクエスト8

〜感想・評価〜

 

このページでは、ゲームの内容について、様々な観点から評価を行っています。

感想なども置いてあります。よろしければ見ていってください。

しかし、なにぶん個人的なものですので、もし気分を害することになったらすみません。

 

 <評価について>

*それぞれ5段階評価です。

*合計を出す際、「+」は0.5として数えています。

*総合評価は、合計の満点に対する割合から出しています。

 

 

ドラゴンクエスト8

 

評価

ストーリー

一貫しており、そして奥が深い。しかし、パルミドや太陽の鏡入手のように、徒労感ばかりが際だつエピソードも……。

ゲームバランス

5+

錬金していると、いつの間にか十分なレベルに達するようにできている。全体の長さも丁度良い。

キャラクター

人間の奥の深さが魅力。DQ4DQ5に比べ、会話量が減ってしまったのが少し残念だが。

ラスボス

途中までは良かったが、本性を現した途端、三流に。
ゴルドのイベントが強烈すぎたせいもあり、最後はなんだかとってつけたような存在に感じた。

遊び心

トロデ王のコメントや、モンスター図鑑、そして時にはアイテム図鑑にまで、それは行き届いている。
バトルロードランク
Sも、心憎い

戦闘システム

4+

リアルになり、それでいてテンポがいい。
スキルシステムも、キャラやプレイヤーの個性が発揮できて楽しめる。
しかし、
AIがお世辞にも利口とは言えないのが玉に瑕。

操作性

切り替えの早さなどはいいのだが、スタートボタンで視点を一定の方向に戻せないため、迷いやすい。
また、会話文が小さくなって、見にくくなった。

映像

5+

まさしく、「見渡す限りの世界がある」で、空も海も大地も美しい!
装備品がグラフィックに反映されるのも嬉しい。
#欲を言えば、ククールやヤンガスにも衣装替えバージョンが欲しかったが……。

音楽

優しい音楽で、ついつい聞き惚れてしまう。

乗り物

5+

やはり、鳥はいい……!!
キラーパンサーの大地を駆ける感触も快感だ。

裏ダンジョン

4+

なかなか重要ではあるが、物語の本筋からはややそれる話。裏のイベントとしてふさわしい。それに、竜と戦うというのは、やはり理屈抜きで燃えるものがある。
ただ、戦闘ターン数などを教えてくれないので、試練が終了してしまうと、スキルの種入手以外に戦う楽しみがなくなってしまうのが問題か。

合計

53

総合評価

5+

 完全3D化したドラクエ。風景は美しく、町ごと、大陸ごとの特色が楽しめる。特に、大陸の風景は、ストーリーの進行に伴い、出発地のトラペッタから春→夏→秋→冬という順で目にすることになっているのが興味深い。とにかく、世界の広さを実感し、大地を駆け回ること、そのものが楽しくてたまらない。
 もっとも、その反面、二頭身キャラだった頃と比べて、格段に迷いやすくなっているが。地図を手に入れるまでが本当に大変で、まだ3
Dに慣れない頃からこの苦労、というのはちょっとつらいところだ。

 ストーリーも人間の裏面まで描き出しており、これまでのシリーズと比べても、特に奥が深い。ただ、死の予測がある程度ついてしまうのが、少し物足りないが。
 また、馬車奪還といい船入手といい、一つの目的のために無駄に遠回りをさせらているような気分に陥るエピソードがやや多かったようにも思う。そこをもう少しなんとかしてほしかった。
 あと、トロデーン解放の動機が今ひとつ弱い気がする。最初に夢の中ででも、平和だった頃のトロデーン城(の一部)を自由に歩き回ることができていれば、現在のトロデーン城を見た時、「あの名もない親切なおばさんが…」と、より悲壮感が際だち、それだけに、エンディングの喜びは大きいはずだが。いくら設定上では「懐かしい城」でも、プレイヤーにとっては「初めて訪れる場所」で、それもあまり多くは訪れない場所だ。トラペッタやベルガラックの方が、余程思い入れがある。

 しかし、それもこの広大な世界の前には些細なこと。この世界は、外に広がりを、内に奥深さを見せる。
 腐敗した教会が大きな位置を占めていること、世界に迫る危機を、そしてそれを救った四人のことを、殆どの人が知らないままに終わること。そして、それでも世界は美しい……。それが、どうしようもなく深い感銘を呼ぶのだ。

感想

心に残ったイベント

リーザスの一夜、アスカンタ、バウムレン、煉獄島〜ゴルド崩壊など

印象に残った敵

マルチェロ、ドルマゲス

好きな音楽

広い世界へ、大平原のマーチ、対話、

賛美歌に癒されて、修道僧の決意、

雄叫びをあげて、この想いを…、

つらい時を乗り越えて、静かな村、

王宮のガヴォット、おおぞらに戦う、

空と海と大地

好きな街

リーザス村、サヴェッラ大聖堂

拠点はベルガラックと海辺の修道院

好きなキャラクター

ククール、マルチェロ、トーポ、

ヤンガス、オディロ、竜神王

モンスターチーム名

ツィンクルスター、ラグナロック
#「カイザーフェニックス」と名付けたかったが、字数制限が…。

苦労した町

トラペッタ
#未だにあの路地は苦手だ…。

苦労したダンジョン

ライドンの塔
#行ったり来たりが面倒だった。おまけに、命の指輪を取ろうとぐるぐる…。

 とにかく夢中になり、意味もなくそこら中を駆け回った。おかげで、やたらプレイ時間が長くなってしまったが、それでも楽しかった。サヴェッラ地方の花咲き乱れる草原は美しく、水平線に沈む夕陽、朝靄、夕闇の空、ぽっかりと浮かぶ満月、どれも見ていて飽きない。

 「なかま」は「はなす」と違ってボタン連打で出せないので、ちょっと面倒になったが、会話の内容は相変わらず面白い。個々のセリフはもちろんのこと、仲間同士の会話も思わず笑ってしまうようなものが…。ただ、会話などは一回しか聞けない事が多いのが残念だったが。

 移動時は、最初こそヤンガスを先頭にしたが、後は多少の守備力差など気にせず、いつものように主人公がずっと先頭を務めた。不思議と見飽きない。

 あと、DQ8がきっかけで、これまでPSであまり使わなかったボタンを使うようにもなった。例えば、これまでスティックは使ったことはなかったが、キラーパンサーで×ボタンを使うと、間違ってよく降りてしまうため、使うようになった。L,Rボタンもあまり使わなかったが、これがきっかけでよく使うように。建物の天井にまでちゃんと細工が施されているのを見て驚いたものだ。

 クリア後竜の試練が終わってもなお、戦闘は楽しく(メタル狩りが日の光のもと行われる、というのもあるかもしれない)、レベル99までさしたる苦痛も感じず突破できそうだ。そして、それだけ時間がたっているのに、未だにリーザスの幻想的な一夜、マルチェロの後ろ姿が頭から離れない……それだけ凄い作品なのだと思う。

 

 

 

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