ドラゴンクエスト5

〜感想・評価〜

 

 このページでは、ゲームの内容について、様々な観点から評価を行っています。

感想なども置いてあります。よろしければ見ていってください。

しかし、なにぶん個人的なものですので、もし気分を害することになったらすみません。

 

  <評価について>

*それぞれ5段階評価です。

*合計を出す際、「+」は0.5として数えています。

*総合評価は、合計の満点に対する割合から出しています。

 

 

ドラゴンクエスト5

評価(SFC版)

ストーリー

5+

非常に感動的で、素晴らしいストーリー!

ゲームバランス

バランスはいいが自由度が低い。

キャラクター

大切な家族として記憶に残る。

ラスボス

中ボスがあまりにも強烈だったため、影がうすい。

遊び心

3+

 カジノは楽しいが、自由度が低くちょっと遊びにくい。

戦闘システム

モンスター仲間システム登場。

操作性

街に出入りするたびに編成をやり直さなければならないのが面倒。

セリフは読みやすくていい。

映像

妖精のフルートや石化など、おさえるところは見事におさえている。

音楽

荘厳な曲が多く気に入っている。

乗り物

絨毯にお城に神様。まさかと思うものまであり、驚かされる。

裏ダンジョン

5+

初登場。難しくやりがいがあった。裏ボスはよく知っている○○で、それもよかった。

合計

50

総合評価

 内容も濃く、素晴らしいストーリー。光の教団など社会風刺も入っておりそういう面からも楽しめる。深い感動があり、何度でもプレイしたくなる。ただ、自由度が低く、街や城の数が少ないので残念といえば残念。しかしこの場合、数が増えてイベントが増すと話が長くなりすぎてしまうので、難しいところである。

感想(SFC版)

心に残ったイベント

プサンの回想、パパスの死

ゴールドオーブすりかえ、石化

印象に残った敵

ゲマ、ジャミ、ゴンズ

好きな音楽

戦火を交えて、不死身の敵に挑む

高貴なるレクイエム、聖、天空城

哀愁物語、愛の旋律、空飛ぶ絨毯

好きな街

サンタローズ、妖精の村

拠点のオラクルベリー

好きなキャラクター

ヘンリー、ビアンカ、パパス

好きなモンスター

スライムナイト(アーサー)

子供の名前

ロビン、リーゼ

(可愛い名前と言われ嬉しかった)

苦労したダンジョン

裏ダンジョン(無限回廊なのか?)

大神殿(中があんな迷路とは……。)

 すごく印象に残っている作品。パパスが殺された時はしばらく落ち込んだし、それだけに過去へ行った時は何とも言えない気分になった。そして、プサンの回想シーンでは、古いアルバムを見たときのような鮮烈なイメージ。石化でもそうだが、時の流れというものを強く感じる話だ。強烈なイベントが多く、もう十年もたつのに、5は心に焼き付いてはなれない。

 ちなみに、結婚相手はビアンカ。しかし、結婚式ではビアンカは綺麗に正装してるのに、なぜ主人公はあのままなのだろう?EDのダンスでも、ビアンカと違ってぐるぐる回ってるだけだったし。そこがちょっと残念ではあったが、ヘンリー達が結婚式に着てくれたのは嬉しかった。

評価(PS版)

ストーリー

5+

ストーリーを知っていても、感動は変わらない……!

ゲームバランス

戦闘においては特に苦しみを感じなかったが、ダンジョンが面倒になっていた…。

キャラクター

5+

新婚気分を味わったり、キャラの意外な一面を発見したり。キャラ達が身近に感じられ、ますます愛着がわく。

ラスボス

4+

初期から度々名前を出し、さらに、本などで、ミルドラースがいかにして生まれたのかがなんとなくわかるようになってはいるが…それでもやはりゲマの前には存在がかすむ。

遊び心

 シリアスなストーリーの中、会話から読みとれる遊び心。

 また、カジノ船もでき、スライムレース、ポーカー、スロット、格闘場などこれまで各シリーズのカジノに点在していたものが全て楽しめるようになっている。ただ、格闘場のモンスターの種類が限られてしまったのが残念だ。試合は通常の戦闘画面とは変わって面白くなったのだが。
 さらに、カジノに加えて福引き所、すごろく場など歴代ドラクエの「お遊び要素」が全て揃っているのも嬉しいところ。

戦闘システム

2+

AIがバカになった。標準の作戦「バッチリがんばれ」が防御・補助優先の上、攻撃してもランクの低い技しか使わず低ダメージ、まるで役に立たない。「じゅもんつかうな」でも同様で、「学習」の兆しも見受けられない。歴代で最も使えない、イライラさせられるAIである。

操作性

3+

立体化されたこともあって、若干動きが鈍くなったような気もするが、気になるほどではない。建物の内部を工夫して死角を少なくしたのも評価できる。
 問題は、やはり戦闘における
AIの使えなさ!とにかくまるで使えないので、殆どのキャラは「めいれいさせろ」で一人ずつ行動指示を出す必要があり、それが非常に面倒に感じた。3のようにマニュアル戦闘しかないなら気にならないのだが、AIがあるのにそうせざるを得ないというのはストレスのたまるものである。

映像

4+

PS2ということで、フィールドや戦闘画面、町・ダンジョンなどの背景がずいぶん綺麗になった。
 ただ、キャラクターは
SFC版の方が可愛らしくてよかったような気がする。変に3頭身にしたりせず、DQ4のように、2頭身のまま細かい所をリアルにした方が可愛くてよかっただろうにと思う。

音楽

音質がよくなった。

乗り物

マスタードラゴンが、旋回してやってくるのがかっこいい。

裏ダンジョン

何だか前よりややこしくなってるような…。気のせいだろうか。イベントも、満足のいくものだった。

合計

50

総合評価

 今回も、様々な改変が加えられている。お遊び要素の追加、「はなす」などで随分世界が広がった。戦闘システム(AI)に関しては、残念ながら改悪というしかないが、それ以外の点では全てにおいてよくなっている。ただ、今回も戦闘時に「はなす」がなかったのが残念といえば残念。この人数なら可能ではないかと思ったのだが……。
 エンディングも、かなり変わっていた。舞踏会では花びらが舞い、主人公もちゃんと踊りらしい踊りを踊っている。名前は花びらのように舞い降りてくる表示法で、見ていて退屈しない。セピア色の回想シーンがはさまっているのも嬉しい。「人生」そのものであった今作の幕引きを飾るのにふさわしい映像であった。
SFC版との最大の違いは、天空城がすでに天空に在り、天空城飛行シーンが綺麗さっぱり削られていることだろう。世界を回るのは既にマスタードラゴンで堪能しているから不要、との判断だろうか。EDの一要素がここまで綺麗になくなってしまうのも珍しい。「THE END」の表記も変更に。確かに羽ペンの表記は好きなのだが、あのカラフルな表示はDQ5独特のものだったので、色はSFC版のままにしてほしかったような気がする。

 ……とまあ、様々な変更があったわけだが、それは全てDQ5の世界を強化・広げるもの。従来の世界観を壊すものではないところが、やはり素晴らしい。

感想(PS版)

好きな街

FC版に加え、グランバニア、サラボナ

名産品博物館

これは楽しい!移民の町と違って、住民を出さなくても(捨てなくても)様々なパターンを楽しめるのが嬉しい。

好きなキャラクター

家族、サンチョ、ピピン。
#ピピンは、決戦前のセリフにしてやられました……。

会話システム

凄まじい量のセリフ……。会話すればするほど、どんどん愛着がわき、一緒に冒険できて本当によかったと思う。

子供の名前

キラ&レティ(ビアンカ編)
セシル&セリーヌ(フローラ編・予定)

クリア後

エルヘブンのイベントで、両親のロマンスを知り、パパスを手助けできたのが嬉しかった。ただ、イベント後は若き日の両親に会えなくなってしまうのが残念ではあるが……。

 ゲーム開始時は、世界(映像)の全てが新鮮。しばらくすると、慣れて特に感じなくなるのだが、最初の頃は何気ない空の色などにも感銘を覚えたりする。これがDQ5では、丁度多感な幼年時代と重なるのだから興味深い。
 また、会話を重ねることでそのキャラをより深く理解できる上に、その心構えなどを知ることで、イベントの重みが増す(ヘンリーのラインハット帰還など)。
 等身大の仲間達と共に、長い長い旅をして、この世界にどっぷりと浸かる日々であった。

 

 

 

 

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