幼年時代

【アルカパ】

 

 

*文字が青色のものは、PS2版で追加もしくは変更されたセリフです。

 ただし、SFC版のものは妖精の村前半までしか記録していなかったので、それ以降はすべて黒色でPS2版のものを記します。

 

 

<アルカパ>

パパス「どれ わたしもダンカンをみまうことにしよう」

パパス「もしたいくつなら そのへんを散歩してきてもいいぞ」

 

ビアンカ「わたしのお父さん 病気なのよ」

ビアンカ「お散歩に行くの?わたしもつきあうわ」

 

*「なんだよう!今こいつをいじめて遊んでるんだ!ジャマすんなよなっ!」

*「ガルルルルー!」

*「かわったネコだろ!?変な声でなくから面白いぜっ」

*「ほら もっとなけ!」

ビアンカ「やめなさいよ!かわいそうでしょう。その子をわたしなさい!」

*「おい このネコをわたせって。どうする?」

*「そうだなあ。

  いじめるのもあきてきたし 欲しいならあげてもいいけどさ」

*「そうだ!レヌール城のお化けを退治してきたらなっ!」

*「そりゃいいや。レヌール城のお化け退治と交換だな!」

 

*「レヌール城のお化けを退治したら このネコをあげるよ!」

 

パパス「待たせたな○○。ダンカンの病気はどうやらただのカゼらしい。

    さて そろそろサンタローズの村に帰ることにしよう!」

*「パパスさん パパスさん このまま帰るなんてとんでもない!

  せめて今日だけでも泊まっていってくださいな!」

パパス「それではお言葉にあまえることにするかっ」

*「ああよかった。どうぞこちらへ」

*「じゃあパパスさん どうぞごゆっくり」

パパス「さてと……。明日は早く出るぞ。村の皆が待っているからな。

    今日はもう 眠ることにしよう。おやすみ ○○」

 

*「○○起きて……。○○……。」

ビアンカ「起きたわね ○○。

     じゃあ はやくいきましょう。

     どこへって? もちろん レヌール城へよ。

     お化け退治をして あの子ネコを助けなくちゃ。

     レヌール城は この町からずっと北にあるそうだわ。

     さあ いきましょう」

 

パパス「ぐうぐう……

    マーサ…わが妻マーサ… 

    おまえの息子○○は元気に育っているぞ。ぐうぐう」

 

*「むかしむかし レヌールの城にはたくましい王と美しい王妃が住んでいました。

  しかし2人には子供ができず いつしか王家も絶え お城には誰もいなくなったのでした……。

  ところが そのレヌール城から夜な夜なすすり泣く声が聞こえてくるという。

  と お話はここまで。どうだい坊や。こわかっただろ」

(はいorいいえ)

「ともかくレヌール城には近づいちゃいけないよっ」

 

ビアンカ「もどってきちゃったわね。

     あ〜あ 眠いわ…… 今夜はもう やめにしましょう。

     また明日ね おやすみ ○○」

 

パパス「ハクション ハクション! うう 頭がいたい……

    どうやらカゼをうつされてしまったらしいぞ。なさけないことだ」

 

ビアンカ「ねえ 今夜もいくでしょ。今のうちにねておく?」

(いいえ)

 「そうね。昼間のうちに買い物しておくのもいいかもしれないわ。

  眠りたくなったら またわたしにいってね」

(はい)

 「じゃあ おやすみ。夜 むかえに行くからね……」

 

 

<レヌール城>

ソフィア「私はこのレヌール城の王妃 ソフィア……

     十数年ほど前… お城の者は皆 魔物たちにおそわれ殺されたのです……

     なぜ あんなことになったのでしょう?

     うわさでは 邪悪な手の者が 世界中から身分のある子供をさらっているとか……。

     しかし 私とエリック王には子供がいませんでした……。

     子供さらいの魔物は その腹いせに皆をおそったのかもしれません。

     今となっては なげいてもしかたのないこと。ですがせめて……

     私たちは静かに眠りたいのです。どうかお願いです……

     このほろびた城に住み着いたゴースト達を追い出してください。

     そうでなければ お城の者たちはいつまでも 呪われた舞踏会で踊らされたままなのです……」

 

エリック「おお!ここまで来る勇気のあった者は そなたたちが初めてじゃ。

     何年か前から この城に ゴーストたちが住みついてしまい……

     わたしとソフィアは眠りにつくこともできぬ。

     かつてはこの城に咲く花々をながめ 午後の茶をたしなむのがわれらの幸せだったというに……

     どうか願いじゃ!ゴーストたちのボスを追い出してくれぬか?」

(いいえ)→一際強い雷光

  「すまん 返事が聞き取れなかった……。今いちど たのもう。

   どうか願いじゃ!ゴーストたちのボスを追い出してくれぬか?」

(はい)

  「そうか やってくれるか!

   うむっ そなたたちはまことに勇気のある者たちじゃ。

   ゴーストのボスは4階の玉座の間におり まわりを魔界のゆうれいたちが守っている。

   ここに来るまでにまっ暗なフロアを通ったであろう?

   その中央に ボスがおるのじゃ。

   後ろのドアの向こうの階段を上がれば4階じゃからな。よろしくたのんだぞ!」

 

エリック「待ちなさい。まだ話すことがあるというに 若い者はせっかちでいかん。

     そのまま玉座の間へ行っても 真っ暗で何も見えぬであろう。

     大広間をぬけて地下までおりれば 台所のツボの中にたいまつがあったはずじゃ。

     それを使えば暗やみを照らすことができよう!」

 

エリック「さあ こっちじゃ。

     サビついているドアも開くようにしておくから よろしくたのんだぞよ!」

 

エリック「大広間をぬけて地下までおりれば 台所のツボの中にたいまつがあったはずじゃ。

     あのたいまつは かつてとある国の王妃からゆずり受けた聖なる品。

     4階に住み着いた魔界のゆうれいたちも 嫌がって消えるかもしれぬぞ」

 

*「おお…おお… ゴーストだけではなく魔界のゆうれいまで住み着くとは……。

  かつて書物で読んだ魔界の王 ミルドラースがこの世界に手をのばそうとしているのだろうか……」

 

*「メラメラ…くちおしや。

  お城の兵士長でありながら 魔物から王を守れなかったのだ…。

  どうか誰か…魔界の王をたおし この世に永遠の平和を……」

 

*「メラメラ…いらっしゃい ひとばん泊まっていくかい?」

(いいえ)「そうかい……またいつでも来なよ……」

(はい)「そうかい…… ゆっくり休みな……」

 

老人「ほっほっほ。 目が覚めたかえ?

   ここの城には ゆうれいがたくさんおるそうじゃ。

   気をつけないといかんぞい。ほっほっほっ……」

 

エリック「おお!たいまつを手に入れたようじゃな!

     さあ 向こうの階段を上がればゴーストのボスがいる玉座の間じゃ。

     そなたの勇気に期待しておるぞ!」

 

*「ほほう……。ここまで来るとは たいしたガキどもだ。

  ほうびにおいしい料理を作ってやろうじゃないか。さあ こっちに来なさい」

(いいえ)

  「もしや オレさまがこわいのかな?

   ここまで来たんだから そんなことはないだろうが」

(はい)

  「ただし お前らが その料理の材料だがな!」

二人、落とされる

 

コック「うわっ!なんということだ!まさか子供を料理するなんて!

    わっ わたしには できない〜!」

ガイコツ「おまえ 地獄のカマで 首はねられてえのか!?

     さあ キリキリ味つけするんだよ!」

コック「ひいぃ〜!」

ソースをふりかけられる

ガイコツ「おお〜 いいニオイがしてきたな…こんなもんでいいだろう。よし!上げろ!」

ガイコツ「がってんだ!」

 

*「なんと!ガイコツどもはお前たちを食べそこねたようだな……。

  では このオレさまが食ってやろう!」

(戦闘)

*「たっ…助けてくれー! この城からは出て行くから!

  オレたちが出て行けば こんな なにもない城はもう魔物もやって来ないはず。

  オレたちゃ魔界のはみだし者で ただ楽しく暮らせるところがほしかっただけなんだよ。

  ゆるしてくれるだろ? なっ? なっ?」

(いいえ)

  「そんなこと言わずに たのむよ坊ちゃん!」

(はい)

  「へっへっへ。ありがとう。あんたりっぱな大人になるぜ……」

 

BGM変更:王宮のトランペット―夜)

エリック「よくぞやってくれた!心から礼を言うぞ」

ソフィア「本当にありがとう。あなたたちのおかげでゆっくり眠れそうです。

     お城の者たちも やすらかな眠りについたようですわ」

エリック「さあ いこうか おまえ」

ソフィア「はい あなた……。

     さようなら。あなたたちのことは忘れません……」

ビアンカ「よかったわね。これからは2人幸せに眠り続けるはずよ」

 

ビアンカ「あら? なにかしら? きれいな宝石ね。

     きっとお礼よ。ねえ 持ってゆきましょう」

ビアンカは金色に光るオーブをひろって○○に手わたした。

○○はゴールドオーブを手に入れた!

 

“エリック王ここに眠る”と書いてあるようだ。

 

“ソフィア王妃へ永遠の愛を”と書いてあるようだ。

ビアンカ「わりとロマンティックな王さまだったのね……。

     さあ 行きましょうか」

 

 

レヌール城のお化けを○○が退治したというウワサはその夜のうちにひろまった。

そして 夜が明けた……。

 

 

<アルカパ>

ビアンカ「さあ 約束だわよ!この子ネコをもらっていってもいいわね?」

*「おい どうする?」

*「しかたないか……

  よし! 約束したし お前らもがんばったからな!このネコはあげるよ」

ビアンカ「よかったわね ネコさん。もういじめられないわよ。

     さあ いきましょう」

 

*「しかし本当にお化けを退治してくるとは思わなかったよ……」

*「お前ら けっこう勇気あるよな!」

 

ビアンカ「そうだわ!

     このネコさんに 名前をつけてあげなきゃ!

     ねえ…… ボロンゴってどうかしら?」

(いいえ)

  「じゃあ… プックルってどうかしら?」

(はい)

  「わかったわ プックルね!本当にこれでいい?」

(はい)

  「決まったわね!今日からあなたはプックルよ!」

プックルが仲間にくわわった!

  「さあ いきましょう」

 

*「子供ふたりだけでお化けを退治したとはねえ……。

  でもビアンカ。夜中に出歩くなんてあぶないマネはこれっきりだよ」

 

*「坊やはたいしたもんだ! その勇気はきっと父親似だな」

 

パパス「心配をかけたな ○○。父さんのカゼもすっかりよくなったらしい。

    これから村にもどるが 町の人たちにあいさつはすませたか?」

(いいえ)

 「じゃあ 父さんはここにいるから行ってきなさい」

(はい)

 「では行くとしよう!

  ダンカン世話になったな!」

 

ビアンカ「○○!

     しばらく会えないかも知れないからこれをあげる……」

○○はビアンカのリボンを手に入れた!

ビアンカ「そうだわ!プックルちゃんにつけてあげるね。

     ○○。またいつかいっしょに冒険しましょうね!ぜったいよ。

     元気でね ○○」

 

パパス「ところで ○○……。

    お化け退治のこと この父も感心したぞ。

    しかし お前はまだ子供だ。あまり無理をするでないぞ」

(はい)

 「うむ…… では いくとしよう」

(いいえ)

 「すっかり英雄きどりだな。まあ それもよかろう。

  では行くとしよう」

 

 

 

 

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