青年時代後半
【エビルマウンテン】
<エビルマウンテン>
【山頂】
*「なんだ お前たちはっ!?」
*「今 マーサさまは 我らが魔王 ミルドラースさまのために祈りをささげているのだ。
ジャマするやつは こうしてくれるわっ!」
*「○○ ○○…」
○○たちは あたたかい光が自分たちにふりそそぐのを感じた…。
[
BGM:哀愁物語]マーサ「ああ…○○…○○ですね…。
母はどんなにか あなたに会いたかったことでしょう……。
私がさらわれたあの日以来 あなたのことを考えぬ日はありませんでした。
○○…。なんとたくましく 成長したことでしょう…。
今こうしてあなたに会っていることが まるで夢のようです…。
もうこの母は なにも思いのこすことはありません。
○○…。大魔王ミルドラースの魔力は あまりに強力です。
せめて せめて この私が この命にかえても その魔力を封じてみせましょう」
(空に向かって両手を掲げ)
(火球に打たれ、マーサ倒れる。→ゲマ降臨)
[
無音]ゲマ「ほっほっほ。いけませんね。あなたの役目は大魔王さまのためにトビラを開くこと…。
…でもまあ よいでしょう。親が子を想う気持ちというのは いつ見てもよいものですからね」
(ふりかえり)
それに 伝説の勇者までのこのこやって来るとは。
……しかし すべては この地で夢と消えるのです。
もはやミルドラースさまに お前の母の魔力などいりません。
今ここで私が お前たち親子を永遠の闇へお送りしましょう」
(戦闘―
VSゲマ)ゲマ「ぐっぐはあ…! あ 熱いぃ〜っ! なんですかこの光は〜っ!?
こっ この私が こんな光に焼かれるなどと…そんな そんな ことが あっては…」
(一際輝き)
[BGM:
哀愁物語]マーサ「○○ ○○…。はあはあ…。
本当にあなたは おどろくほど成長しましたね…。
今まで母は あなたになにもしてあげられなかったというのに…」
さあ さがりなさい……。」
(マーサ、天に両手を掲げ)
われは偉大なる神の子にして エルヘブンの民なり…。
神よ!この命にかえて 邪悪なる魔界の王 ミルドラースの…」
(雷に打たれ、倒れる)
マーサ「はあはあ……。こ こんなはずは……。
そ それほどまでに ミルドラースの魔力が…。はあはあ…。
か 神よ……。私のかわいい○○のため 今ひとたび 私にチカラを…」
どこからともなく ふしぎな声が聞こえてきた。
マーサ……。
マーサ もうよい。おまえは十分によくやった。
(上空にパパス現る)
マーサ「あ あなた!」
どうやら私たちの子は 私たちをこえたようだ。
子供たちの未来は 子供たちにたくそうではないか。
さあ マーサ こっちへおいで。
マーサ「はい あなた…」
(パパス、マーサのもとへ舞い降り、二人とも中空へ)
○○よ。私たちは いつでもおまえたちを見守っている。
がんばるのだぞ ○○。私たちの息子よ……。
【5
F】どこからともなくふしぎな声が聞こえる…。
マーサ「○○…。母の声が聞こえますか…?
にえたぎる溶岩に ただ足をふみ入れてはいけません。聖なる水さしを使うのです…。
そうすれば さらにその先へ…やがてミルドラースのいる邪悪な祭壇へたどり着けるでしょう。
母はもう あなたを止めません。さあ○○…。聖なる水さしを…」
【ミルドラース】
「ついにここまで来たか。伝説の勇者とその一族の者たちよ。
私がだれであるか そなたたちにはすでに分かっておろう。
魔界の王にして 王の中の王 ミルドラースとは私のことだ。
気の遠くなるような長い年月を経て 私の存在はすでに神をもこえた。
もはや世界は私の手の中にある。私のしもべたちがあれこれとはたらいていたようだが…
あのようなことは そもそも必要のない くだらない努力にすぎなかったのだ。
なぜなら私は 運命に選ばれた者。勇者も神をもこえる存在だったのだからな…。
さあ 来るがよい。私が魔界の王たる所以を見せてやろう」
(
VS第一形態)「さすがだな。伝説の勇者と その一族の者たちよ。
しかし 不幸なことだ…。
なまじ強いばかりに 私の本当のおそろしさを見ることになるとは…。
泣くがいい 叫ぶがいい その苦しむ姿が 私への何よりのささげものなのだ。
勇者などというたわけた血すじを 私が今ここで断ち切ってやろう!」
(
VS第二形態)「わが名はミルドラース…。魔界の王にして 王の中の王。
そ その…私が……やぶれる……とは……」
(光り、爆発→光の粒子渦巻き、旅の扉となる)