青年時代後半

【グランバニア〜ジャハンナ】

 

 

<グランバニア>

ビアンカ「そう…。私ったら 10年も石にされてたのね…。

     ○○ 助けてくれて どうもありがとう。

     それから (王子) (王女)……。

     今までほっておいて 本当にごめんね」

 

BGM:さびれた村]

(王子)「お母さーん!」

(王女)「お母さーん!」

 

*「○○王。おそれいりますが オジロンさまがお呼びです」

 

(王子)「お母さん……。え〜ん え〜ん…。」

 

(王女)「お母さんがこんなにきれいな人だったなんて……。

     お父さんも けっこうすみにおけないわね」

 

ビアンカ「○○。気にせずに行ってきてもいいわよ。

     だってこれからは ずっといっしょにいられるもんね。

     愛してるよ ○○」

 

*「(王子)さまも(王女)さまも どんなにかお母さまに会いたかったことか…。

  あたしまで涙がでてきちまって……」

 

*「王さま!もうどこにも行かないでください!」

 

*「ララララ〜♪ 3つのリングが合わさるとき ふしぎなトビラが開かれる〜♪

  これは先代マーサ王妃さまがよく歌っていた歌だと聞いています」

 

オジロン「おお ○○王!

     親子水いらずの所をお呼びだてして本当に申しわけないのじゃが…

     ○○王にどうしても聞いておきたいことがあってな。

     ずばり申そう!

     ○○王は 暗黒の魔界にゆかれるおつもりか?」

(はい)
 「それはなりませぬぞ!

  命のリングからのマーサさまの言葉 このわしも人づてに聞き申した。

  どうかマーサさまを信じて お考えをあらためますように」

(いいえ)
 「それを聞いて安心した。これでこの国もあんたい!ばんばんざいじゃ!」

 

*「ビアンカ王妃さまは 昔のまま美しくて…。ああ 王妃さま…。

  はっ 私としたことが いかん いかん!」

 

*「やっぱビアンカ王妃さまは いつ見てもかわいいなあ。

  あれで2人も子供がいるとは信じられないよ。

  あっ 王妃さま! い いやぁ わはははは……」

 

 

<オラクルベリー>

占いババ「う〜む…。お前さんがもとめる者は この世界にはおらんようじゃ。

     かつてこの世界には 別の世界への門を守る人びとが暮らしていたと聞くがのう」

 

イナッツ「すごろく場や 決まった場所でしか仲間にならないモンスターもいるみたいね。

     でもそんなモンスターを仲間にできたら あなたもかなり達人だわよ」

 

*「ここに来ると いろんな人の人生が見えるのじゃよ。

  おまえさんも ずいぶん苦労なされたみたいじゃのう」

 

<ルラフェン>

*「近ごろ闇のチカラが少しずつ大きくなってゆくのを感じます。

  世界のどこかにあるという 魔界への扉…。

  魔王ミルドラースがその扉をうちやぶるか それとも勇者さまが扉の向こうの世界へ行かれるか…

  あとは 時間とのたたかいになるでしょう」

 

<山奥の村>

*「ここは名もない山奥の村だ。

  おやまあ!ビアンカちゃん!ずいぶん久しぶりでないかい?どうしてるかと思っただよ」

ビアンカ「うんちょっと… 心配かけてごめんなさいね」

 

*「おやおや!まあまあ!ずいぶん久しぶりだねえ!!

  ちっとも顔を見せないで どうしてたんだい?

  ○○さんもビアンカちゃんも危ない旅をしてると思うと まったく心配でしょうがないよ」

 

*「あっ!ビアンカさん!どうしたんだよ?なん年も顔見せないで!」

ビアンカ「ごめんなさいね。いろいろ忙しくて なかなか帰れなかったの」

*「そうか…。まあ旅も大変だろうけど たまには親父さんに顔見せてやんなよ」

 

<ジージョの家>

*「旅のお方 聞いてくださいな!

  ジージョ坊っちゃんが ジージョ坊っちゃんが帰って来たんです!

  だんなさまも奥さまも大よろこびで あたしゃもう うれしくて……」

 

ジージョ「やや あなた方は… あの時の…。

     ボクがこうしてもどれたのも すべてあなた方のおかげです!

     ご恩は一生忘れません。本当にありがとうございました」

 

夫「わっはっはっは!家族のだんらんが こんなにも楽しいものだったとはっ!

  やっぱりあの石像は わが家の守り神だったにちがいないな…。

  おや?ところであなたは 守り神の石像に とてもよく似ているような…?」

 

 

<エルヘブン>

*「私たちにはわかります。魔界へ行きたいと申すのですね。

  それにはまず 洞くつの中 海の神殿のトビラを開けなくてはなりません」

 

*「古い言い伝えでは 神殿に3つのリングをささげたとき…

  魔界への門が開くと言われています」

 

*「海の神殿のトビラは 何百年もカギがかかったままなのです」

 

*「うわさでは 天空の竜の神さまが復活なされたようです。

  そのためか この世界におだやかな光が満ちはじめました。

  もはや 魔界の大魔王といえども おいそれとはこちらにやって来られないでしょう」

 

<封印の洞窟>

”この石 どかすべからず!”

      ’あたりにモンスターの気配がただよいはじめた!’

      ’あたりからモンスターの気配がなくなった!’

 

”すべての魔物を封じし者に 我 マントを与えん!”

 

<海の神殿>

’女神像はなにかを求めるように 両手をさしだしている。’

 

 

<暗黒のほこら>

どこからともなくふしぎな声が聞こえてきた。

マーサ「○○ ○○…。ついにここまで来てしまったのですね…。

    ○○ お前はこの母が想像した以上にたくましく成長したようです。

    もう もどりなさいとは言いません。

    今はただ あなたがたのチカラを信じることにしましょう。

    そしてこれが この母にできる精いっぱいのこと……。

    どうか 母からの贈り物を受けとってください。

    がんばるのですよ ○○……。」

○○の頭上からきらめく石が落ちてきた…。

なんと けんじゃの石を見つけた!

○○はけんじゃの石を手に入れた!

 

 

<ジャハンナ>

*「わーい わーい ボク人間になれたよう!

  おともだちのスラタロウくんも はやくなれるといいのになあ」

 

*「かつて 神になりたがった人間がいた…。

  しかしその者は 心の邪悪さゆえ 魔物になってしまったのだ。

  その邪悪な心をふりはらうため エルヘブンの民が立ち向かったが あまりに心の闇は深く…

  もはや人間にもどすことはできなかったという」

 

*「…し しまった!見つかったか!!

  でも盗んだ宝は返さないぜ!」

 

*「おや 見かけない顔だね。まさかオモテの世界から来たとか…。

  いや そんなことがあるはずないよ。

  あんたもきっと マーサさまのおチカラで邪悪な心を改心させてもらったね。

  はやくりっぱな人間におなりよ」

 

*「いったいマーサさまは いつまで大魔王をおさえていられるだろうか…。

  マーサさまの命のともしびが しだいに小さくなってゆくのが私にはわかります。

  ああ! だれかはやく なんとかしなければっ!」

 

*「お若いの。ここにこのような町があって おどろいたであろう。

  この町をとりかこんでいる水は マーサさまがオモテの世界から持ってきた聖なる水。

  マーサさまは この町の救い主なのだ。」

 

*「大魔王さまは この町の北 エビルマウンテンに住んでおられる。

  あのお方は偉大だ!たとえ伝説の勇者といえども あのお方の足元にもおよばないであろう。

  私は人となった今でも 大魔王ミルドラースさまだけはそんけいしているのだ」

 

 

<暗黒のすごろく場>

*「ミルドラースさまは 今じゃ万能の神だが 昔は人間だったってウワサだ。

  だがおまえ そんなことクチにしたら とたんにこの墓の下だぞ」

 

*「この世界の地下深くには ミルドラースでさえ手が出せない大物がひそんでいるのだ。

  しかし今は めいそうをしておられるはずだからな…

  よほどのことがなければ 地下深くへの入口は閉ざされたままだろうよ」

 

 

 

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