青年時代後半

【大神殿】

 

 

<大神殿>

*「ここにあるのは伝説の勇者が身につけていたというよろいだ!

  さあ あっちへ行け!行かぬとイタイめにあわすぞ!」

(はい)
 「もう来るなよ!」

(いいえ)
 「たましいをぬかれているわりには さからうヤツだな!いっても聞かぬならこれだ!」
         
VSへびておとこ)

○○は足もとをしらべた!なんと天空のよろいをみつけた!

 

*「なにをウロウロしているのだ。教祖さまのお祈りがすでにはじまっているぞ。

  さあ はやくなかに入らぬかっ!」

 

*「神官さまばんざい!マーサさまばんざい!」

 

*「お前 どうも様子がおかしいぞ。ここにいる人間たちは みなたましいをぬかれているはず!

  しかし お前はまるで…。

ぬぬ!あやしいヤツめ!どうやってここまで来たっ!?」
VSりゅうせんし)

 

返事がない… ただの石像のようだ。

しかし石像はあまりにもビアンカにそっくりだった!

 

*「わが名はマーサ。

  大教祖イブールさまにかわり この神殿を治めている者です。

  ○○ですね。すでに気づいているでしょうが 私はあなたの母親です。

  ○○…。ずいぶんたくましく成長しましたね…。

  母はどんなにあなたに会いたかったことでしょうか…。

  思えばあなたの父 パパスは本当につまらない男でした。

  そういえば こんなこともありました。

  その話を聞きたいですか?」
(はい)
*1「それならば!」→*2

(いいえ)
 「そうですね。あんな男のことなど話しても仕方のないこと。ところで…

 *2この母とともに あなたも大教祖イブールさまにおつかえすると約束してくれますね?」

(はい)
 「おお!それでこそわが息子!イブールさまもきっとおよろこびになるでしょう!

  さあ!イブールさまに会うまえに この母があなたに祝福をあたえましょう…」

なんと○○は呪われた!(×4)

*「わっはっはっはっ!かかったな!お前の母などすでに死んでこの世界にはおらぬわ!」→*3

(いいえ)
 「ではどうしても イブールさまにさからうと…。

  この母と戦うことになってもよいというのですか?」

 (いいえ)→*1

 (はい)
  「どうしてもそんなことを…。まさかこの母を母とも思わぬと言うのですか?」

   (いいえ)→*1

   (はい)
   *「くくく……。くはくはくは…。わっはっはっはっはっ!

     よくぞ見やぶったな!そうとも!お前の母などすでにこの世界にはおらぬわ!」

*3(変化)

*「オレさまはイブールさまにおつかえする神官ラマダ!

ラマダ「ここにいる人間どものように お前たちのたましいもぬきとってくれるわっ!」

(戦闘―VSラマダ)

ラマダ「こ このオレさまがやぶれるとは…。

    し しかし たとえお前たちでもイブールさまにはかなうまい…。

    大教祖イブールさまばんざい!………ぐふっ!」

 

*「わーわー なんだなんだ? なにがあったんだっ?」

*「わーわーわー。ザワザワザワ……!」

 

*「ありがとうございました!もう少しでイケニエにされてしまうところでしたわ」

 

*「わ わたし いったい…?」

 

*「わ わたし見ました!教祖イブールがあの石像に呪いをかけるのを!

  そして石像がここにある限り 伝説の勇者など生まれはせぬ!って言ってました」

 

ジージョ「はっ!ボクは今までなにをしてたんだろ……。

     おや?あなたは昔 ボクの家にあった守り神によく似ていますね。

     そうだ!父さんや母さんのところに帰らなくっちゃ!」

 

*「オラ知ってるだよ!

  あの台には下におりるかくし階段があるだよ!」

 

*「いったいどうしたことじゃ?

  せっかくイブールさまに気に入られ ここまで出世したっちゅうに…」

 

*「ん? お前たち イブールさまにおつかえするドレイたちだな」

(はい)or(いいえ)
 「返事などせずともよいわ!たましいをぬかれたお前にろくなことは言えまいて。

  しかしちょうどよかった。オレさまはハラがへっていたところだ。

  お前たちをいただくことにしよう」
           
VSへびておとこ)

 

床にはガイコツがころがっている…。

○○はガイコツのそばの床に落書きを見つけた。

”マリア… 兄さんはもうだめだ…

     せめて…せめておまえだけはしあわせになってくれ…。”

 

*「大教祖イブールさまは 今めいそう中であられる!

  お前たちが誰であろうと イブールさまのジャマはさせぬぞ!」
        
VSりゅうせんし)

 

イブール「ほほう ここまでやって来たとは…。

     その様子では どうやらわしの1ばんのかたうでラマダをたおしてくれたようだな。

     わしの苦労のかいもなく 伝説の勇者などというたわけた者も生まれたらしい。

     ここまでは神のすじ書き通りというわけか…。

     しかしそれもこれも ここでおしまいじゃ。

     これより先の歴史は このわしが作ってやろう」

なんと馬車の仲間たちも呼びよせられた!

イブール「さあ 来るがよい。伝説の勇者とその一族の者たちよっ!」

(戦闘―VSイブール)

イブール「こ これが…こうなることが…運命だったというのか…。

     すべてはわれらが神 大魔王ミルドラースさまの予言どおり!

     ○○よ。お前の母は 暗黒の魔界 ミルドラースさまの元にいる。

     母を助けたくば 魔界にゆくがよい。

     しかしそこで お前とその一族はほろびることになるのだ。

     今このわしが 魔界への道を通じさせてやろう。

     大魔王ミルドラースよ!このわしに最期の力をあたえたまえっ!」(金の光)

しかし なにもおこらなかった……。

イブール「そ そんな…バ バカな…。」

  (イブールの背後にゲマ出現)
ゲマ「ほっほっほっほっ…。いつまで大教祖のつもりでいるのですか?」


イブール「…むっ?お前はゲマ!わしに対してそのクチのききかたはなんだ?」

ゲマ「おや まだ分かっていないようですね。

   あなたには ただカタチだけの教祖として 人間たちを集めるお仕事をしてもらっただけですよ。

   しかしその役目も もうおしまいでしょう」

イブール「そっ そんなはずは! ミルドラースさまは…」

(雷鳴と共に巨大火球、頭上より落下)

イブール「ぎょえーーっ!!」

ゲマ「ふん。役立たずは最後まで役立たずですね…」

ゲマ「○○とその仲間たちよ。今は好きにするがいいでしょう。

   その方が後でいっそう悲しみを味わうことができますからね。

   ほっほっほっほっ…!」
      
(ゲマ消える→リング、ゆっくりとふってくる)

なんと!命のリングを見つけた!

○○は命のリングを手に入れた!

命のリングには かすかに○○の母のぬくもりがあった!

BGM:哀愁物語]

 

【大神殿地下入口】

命のリングからふしぎな声が聞こえてきた。

*「○○…。○○……。

  わたしの名はマーサ。○○…。わたしの声が聞こえますか?」

(はい)or(いいえ)
 「ああ!わたしの…この母の声が聞こえるのですねっ!

  ○○。大きくなったお前のすがたを この母はどんなに見たいことでしょう!

  しかしそれは 願ってはいけないこと。

  ○○…。魔界に来てはなりません。

  たとえ伝説の勇者でも 魔界にいる大魔王にはとてもかなわないでしょう。

  ○○。お前にはすでに かわいい奥さんと子供たちがいると聞きました。

  この母のことなど忘れて 家族なかよく暮らすのです。

  母は この命にかえてもミルドラースをそちらの世界にいかせません。

  さあ もうおゆきなさい。すぐそこに かわいい人が待っているはず。

  さようなら ○○……。」

 

(石像ビアンカの頭上、金の光)

なんと石像のまわりをやさしい光がつつんでいる!
(発光→石化のとけたビアンカ、周囲をキョロキョロ見回して)

ビアンカ「ここはどこかしら……?

     私ったら 今までなにを…?」

ビアンカ「あら!あなたたちは!」

なんと石像はビアンカだった!

10年の年月をへて 今まさにビアンカがよみがえった!

 

 

 

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