青年時代後半

【水中城〜妖精の村】

 

 

<天空の塔>

*「なんと このあれた塔をここまでのぼってくる者がおったとは!

  かつてはこの塔から天空の城に行けたものだが 今はこのありさま…

  天空の城も 今では湖の底じゃ!

  もしそれでも行きたいと言うなら そこのマグマの杖を持ってゆくがよい。

  その杖を使えば 洞くつをふさぐ岩をもどかすことができようぞ!」

 

 

<トロッコ洞窟>

*「わー 助けてくれー! 誰かこのトロッコを止めてくれー!」

○○はちからまかせにポイントレバーを切りかえた!

ポイントはこわれてしまった!

*「うう いたたたた……。

  どなたかは知りませんが ありがとうございました。

  うっかり乗ってしまい かれこれ20年以上はまわっていたでしょうか……。

  いや〜 まいったまいった」(起きあがる)

*「あっ 申しおくれました。私はプサン。

  信じられないでしょうが かつて天空の民だったものです。

  お見うけしたところ あなたがたも天空の城にむかっていますね、

  よろしい!私もおともしましょう!

  人数が多い方が心強いですからね。わっはっはっ」

天空人プサンが仲間にくわわった!

プサン「では まいりましょうか」

 

*「この遺跡は かつて邪悪なるミルドラースが神に近づくために建てた神殿か…

  あるいは神が 心正しき者をみちびくために残した神殿か……

  多くの学者がワシのような者をつかって発掘を続けさせたものだが……。

  本当のところは誰にも分からんかった。

  …あるいは真実をさぐる勇気が足りなかったのかもしれんがな」

 

 

<天空城>

「やはりここにも 誰もいないようですね。

 あっ そうそう。たしか玉座の後ろにヒミツの階段があったはずですが…」

 

○○はしょく台を調べた。

シルバーオーブがさびしげにかがやいている…

 

プサン「やや!これはいったい!

    ここにあったはずのゴールドオーブがなくなっているではありませんか!」

プサン「むっ!この穴は……。

    たしか大昔 邪悪な者が誕生するときにあけた穴……。

    そうか…。ゴールドオーブはこの穴から……。

    そして残りのオーブひとつではささえきれずに やがてこの城も…」

 

プサン「これでこの城が天空より落ちてしまった理由が分かりました。

    しかしゴールドオーブは いったいどこに行ったのでしょうか……。

    さいわいこの台には まだオーブのオーラがかすかに残っているようです。

    そのオーラを追って ゴールドオーブのゆくえをめいそうしてみましょう」

プサンは目をとじて気をあつめはじめた!

 

―――――【回想】―――――――――

(天空城に紫雲が押し寄せ、ゴールドオーブは城から落ちて、レヌール城へ)

BGM:哀愁物語 画面:セピア色)

ビアンカ「よかったわね。これからは二人幸せに眠り続けるはずよ。

     でも このお城に住みついたゴーストたちもゆるせないけど…

     罪のないお城の人たちをおそった魔物はもっとゆるせないわね」

(浮かぶオーブ)
ビアンカ「あら? なにかしら? きれいな宝玉ね。

     きっとお礼よ。ねえ 持ってゆきましょう」

ビアンカは金色に光るオーブをひろって○○に手わたした。

 

*「うん?坊やはふしぎな宝玉を持っているな。

  そうか ゴールドオーブって言うんだね。

  そのオーブをちょっと見せてくれないか?」

 

ヘンリー「オレはこの国の王子。王さまの次にえらいんだ。オレの子分にしてやろうか?」

 

ゲマ「ほっほっほっ。ずいぶん楽しませてくれましたね」

パパス「うう……」

 

パパス「○○!○○!気がついているか?はあはあ…

    これだけは言っておかねば……。

    じつはお前の母さんはまだ生きているはず…わしに代わって母さんを」

 

パパス「ぬわーーーーーーー」

 

ゲマ「ほっほっほっほっ。子を想う親の気持ちはいつ見てもいいものですね。

   しかし心配はいりません。

   お前の息子はわが教祖さまのドレイとして一生幸せに暮らすことでしょう。ほっほっほっ」

ゲマ「ジャミ!ゴンズ!この子供たちを運びだしなさい」

 

ジャミ「ゲマさま。このキラーパンサーの子は?」

ゲマ「捨ておきなさい。野にかえれば やがてその魔性をとりもどすはず。

   うん?待ちなさい。この子供はふしぎな宝玉を持っていますね。

   この宝玉はもしや……?まあどちらにしろ こうしておくとしましょう」

なんと!ゴールドオーブはこなごなにくだけちった!

ゲマ「ほっほっほっほっ。さあ行きましょう」

  「ぬんっ!」

―――――【回想終了】――――――

 

プサン「なんということでしょう!オーブはすでにこわされていたようです!」

プサン「もはやこの城は2度と天空には…。

    いや!ちょっとまってください!

    たしか伝説では 2つのオーブは妖精たちの祖先が作ったと言われています。

    妖精の女王にたのめばまた作ってくれるかもしれませんね。

    世界のどこかに妖精の村に通じる森があると聞いたことがあります。

    私はここで待っています。たのみましたよ ○○!」

 

 

<迷いの森>

*「ここは妖精の村に通じると言われている迷いの森だ。

  しかしふつうの人間じゃ この森をぬけることはできねえみたいだぜ。

  もっとも 妖精の姿を見ることができるなら話はべつだけどよ」

 

*「きゃっ!」

(王子)「待って!キミはだれなの?」

*「え?あなたには私の姿が見えるの?」

(王子)「うん!見えるよ」

*「ふ〜ん。で 私になにか 用かしら?」

(王子)「ボクたち妖精の村に行きたいんだけど」

*「……………。

  わかったわ。悪い人たちじゃなさそうだし案内してあげる。こっちよ」

(王子)「お父さん こっちだって。ついて来て」

 

 

<妖精の村>

*「神の城が天にのぼり ふたたび世界に平和がおとずれますように」

ルナ「妖精の図書館へようこそ。私はルナです。妖精の城をおさがしですか?

   妖精の城は ふつうの人間に見ることはできません。

   しかし妖精のホルンを吹けば あなたがたにも見つけることができるでしょう。

   山々にかこまれた深き森。その森の湖のまん中でホルンをお吹きなさい」

 

ベラ「あなたが○○だってこと 私にはすぐにわかったわ。

   本当に久しぶりね ○○…。

   妖精国の女王さまに会う方法は 下の図書館にいるルナが教えてくれるはずよ。

   がんばってね ○○」

 

ポワン「まあ もしかして○○っ!なんてなつかしいんでしょう。

    あの時は本当に世話になりましたね。

    それで今日は 私になにか用なのですか?」

(いいえ)

 「でも本当になつかしいわ。用がなくてもゆっくりしていってくださいね」

(はい)
       ○○は事情を話した。

ポワン「そうですか。では天空の塔やお城をさがしてみてはどうでしょう。

    きっと道がひらけると思いますわ。

    わたしたちはあなたの味方です。

    こまったときは いつでもたずねて来てくださいね」

ポワン「そうですか。どうやら約束をはたす時が来たようですね。

    ○○ このホルンを持って行きなさい。

    私たち妖精国の女王が きっとチカラになってくれるでしょう。

○○は妖精のホルンを受けとった!

○○は妖精のホルンを手に入れた!

ポワン「神の城がふたたび天にのぼり 世界が平和になることを私たちも祈ってますわ」

 

<迷いの森>

*「まあ あなたたちは このまえの……。

  またポワンさまに会いたいのね。

  だったら奥の神殿の旅の扉へお行きなさい。神殿の泉には葉を浮かべてあるわ」

 

 

<ドワーフの洞窟>

*「ザイルのじいちゃん 病気で死んじゃったんだよ。

  ザイルが心配ばっかりかけたからじゃないかなあ…」

 

ザイル「…あっ! お前は○○!?

    なんだよ 忘れたとは言わせねえぜ!

    そうか あれからうまいことやって世界中旅してるんだな?

    オイラなんてお前に負けてからこっち 地道に生活してるってのに。

    ……よし!お前の仲間になって一緒に旅してやるよ!

    仲間モンスターの一員ってことでさ。いいだろ?なっなっ?」

(いいえ)
 「なんだよ。お前は見かけによらず 冷たいヤツだな」

(はい)
ザイル「よしきた!ひとつたのむぜ。」

ザイルが仲間にくわわった!

 

*「ザイルを仲間にするなんて 物好きな人たちだね。

  でもザイルのじいちゃんは きっとよろこんでると思うよ」

 

 

 

 

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