青年時代後半

【テルパドール】

 

 

<カボチ村>

*「おや お客さんかね。オラたちの村じゃ よそ者も大かんげいだよ。

  なんたって この村の恩人もよそ者だったからな」

 

村長「あんたにこんな話してもしかたないんだが 聞いてくんろ。

   実は昔 この村に魔物が出たとき ある旅のお方が退治してくれたんじゃ。

   それなのにわしらは その人をうたがって追い出してしまったんじゃ。

   今となってはおそいが 本当に悪いことをしたと思っとるだよ」

 

*「よく考えてみると いつかの化け物は村の者をおそったりはしなかっただ。

  もしかしたら 悪い化け物じゃなかったのかもしれないねえ…」

 

 

<ルラフェン>

ベネット「ゴホンゴホン!…ん?おお!○○か!

     お前さんはきっとまた来ると思って待っておったのじゃよ。

     ゴホンゴホン!ついにもうひとつの古代呪文が復活したのじゃ。

     ちとやっかいな呪文じゃが お前さんなら使いこなせるかもしれん」
(ベネット、起きあがる)
ベネット「よっこらしょ… と。

     よく聞くのじゃぞ。この呪文をとなえれば 何かが起こる!

     ただし何が起こるかは分からんからな。よく考えて使うのじゃぞ。

わしも今回ばかりはかなりつかれたわい。よっこらしょ…と」
(横になる)

 

ベネット「ゴホンゴホン!わしはお前さんたちが何者か分かるつもりじゃ。

     だてに古代の研究をやっとらんからな。

     わしの研究がお前さんたちの役に立つことを祈っとるよ…」

 

*「ベネットじいさんの家からケムリが出てないってことは まだ寝込んでるんだな。

  いいトシして朝から晩まで研究研究ってムリをしすぎたんだよ」

 

*「にゃ〜ん?」

(はい)
  「ベネットじいさんの庭がけむくなくなったのはいいんにゃけど……。

   寝込んでいるじいさんを見ると心配になって 庭にいづらいんにゃ。

   でもあんたに話を聞いてもらって少し気がほぐれたにゃん」

 

 

<レヌール城>

エリック「そなたが何も言わずとも わしには分かっておるぞ。

     ○○にこの城をすくってもらったことは永遠に忘れぬであろう。

     あれ以来 わしらはずっとここで静かに暮らしておるぞ。

     数年前には旅の若い夫婦がこの城に身をよせてきたこともあったが……。

     やがては彼らもこの城を去っていったのじゃ。なんでも光の国へ行くとか…」

 

ソフィア「まあ お客さまなんて何年ぶりかしら…。

     ここは夫と私だけの静かな城…。ゆっくりして行ってくださいな」

 

エリック「銀のティーセットがもどってきたのでソフィアとお茶を楽しもうとしたんじゃが…

     なんと 死んでいるせいか味がしないのじゃよ。いやはや残念じゃのう…」

 

 

<ポートセルミ>

*「私はどんな扉でも開けられるという伝説のカギを求めて旅をしています。

  言い伝えでは その昔 ゴロステという大とうぞくが持っていたらしいのです」

 

*「ほう あんた 大とうぞくゴロステの名を知ってるのか。

  ゴロステは最後のカギで世界中をあらしたそうだが 悪いことはできねえもんだぜ。

  なんでも山ほどある怪物に飲みこまれて いっかんのおわりって話だ。

  もっともその怪物も だれかに退治されたらしいがね。

  まっ 世のなか うえにはうえがいるってことよ」

 

*「あんた知ってるかね?光の教団の神殿はセントベレス山にあるそうだ。

  でもふつうの人間に あんな山にどうやってのぼれっていうんだろうねえ」

 

ノーラ「えっ クラリスちゃん?ああ 何年も前にここでおどっていた人ね。

    あなた その人のファンだったの?

    でも ざんねんながら 今のスターはこの私よ。

    うきしずみのはげしい世界だから 私ものんびりはしていられないけどね」

 

 

<テルパドール>

*「あのバカ娘が今ごろ帰ってきやがって…。

  ちくしょー!もうどこへもやんねえぞ!」

 

クラリス「こうして水にうつる月を見ていると 昔のことがしのばれますわ。

     私はポートセルミでおどっていたこともありますのよ」

 

*「伝説の勇者さまが現れ この城にやって来る日が近いというウワサです。

  私は旅のぎんゆう詩人ですが しばらく旅はお休みです。

  勇者さまにお会いして 勇者さまのために歌うのが私の夢なのです」

 

*「あら?どこかでお会いしましたっけ?私の名はクラリス。

  もう私も若くないし これからはしっかりと生きようと思って帰ってきたんです」

 

クラリス「砂漠の生活はきびしいけど 美しいものもたくさんあるんです。

     私は夜明けの砂漠が好き。いつも心に思い浮かべながらステージで踊ったものですわ」

 

*「女王さまの予言のとおり 闇が世界をおおい始めたようです…。

  しかし女王さまは 勇者さまの再来が近いとも予言されたのです!」

 

アイシス「ようこそいらっしゃいました。私がこの国の女王アイシスです。

     あら?あなたは前にもいらしたことがありましたね。○○さんでしたね。

     あれからあなたのことは ずっと気になっていたのですよ。

     じつは先日 天よりお告げがあったのです。

     伝説の勇者が現れる日が近い…と。

     ところで…。そちらの男の子は あなたの息子さんですか?」

 (いいえ)

  「ウソはいけません。私は心を読めるのですよ。

 (はい)

  「そうですか。お子さんがいらっしゃるとは時がたつのは早いものです。

   お名前は? …そうですか ●●というのですね。

   …私 その子から何かを感じます。とても強く…。

   その子をつれて 私について来てください!」

 

アイシス「さあ こちらへ!」

 

アイシス「ここにまつられているのが 我が国に代々伝わる天空のかぶとです。

     伝説の勇者であれば かぶることが出来るはずです。

     さあ●●。このかぶとをかぶってみてください!」

 

○○は目の前にかざられた美しいカブトを調べた!

なんと天空のかぶとを見つけた!

○○は天空のかぶとを(王子)にわたした。

(王子)は天空のかぶとをかぶってみた……。

天空のかぶとは大きすぎてブカブカだった…。

しかし天空のかぶとがだんだんと小さくなっていく!

なんと天空のかぶとは(王子)の頭にピッタリのサイズになった!

 

アイシス「ああ……。なんという事でしょう……。

     とうとう……。伝説の勇者が私たちの前に現れたのですね。

     (王子)さま…。世界をおおう闇を必ずぬぐって下さい…。

     さあ もう もどることにいたしましょう。

     民にこのことを早く知らせなくてはなりません」

 

アイシス「おお 勇者●●よ よくぞまいられました。

     まだ若いとはいえ そなたには勇者としての使命が当てられたのです。

     その勇者としてのちからで 世界をおおう闇をふりはらってください!

     私たちはこれ以上 あなたがたをお助けすることはできませんが…

     せめてあなたがたのご無事を祈らせてください。

     おおいなる天空の神よ 主の御子たるこの者たちに祝福を…」

 

*「ああ!伝説の勇者さま!待っていて良かった…。

  勇者●●さま!どうか私の歌をお聞きください!

  おおーでんせつのーゆーしゃー ぜったいーむてーきだー つよいぞゆうーしゃあー!
  (おおーでんせつのーゆーしゃー あくをーうちーくだきーとべっ!とべっ!ゆうーしゃあー!)

  ど どうです? 気に入っていただけましたか?」

(いいえ)
  「う……。すみません。もっと修行します…」

(はい)
  「そ そうですか!?よろこんでいただいて光栄です!」

 

 

<山奥の村>

*「おやおや!まあまあ!ずいぶん久しぶりだねえ!!

  ちっとも顔を見せないで どうしてたんだい?

  ○○さんもビアンカちゃんも危ない旅をしてると思うと まったく心配でしょうがないよ」

 

ダンカン「こっくりこっくり…。

     …ああ いかん!うっかり眠ってしまった」

ダンカン「…ん?おおっ!○○!○○じゃないか!

     なん年も顔を見せずに いったいどうしてたんだね?

     …な なんだって?石にされて?!そんな危ない目にあっとったのか!!

     うーむ…… なんてことだ。

     …ああ しかし ビアンカのことは言わんでもいい。

     必ずや○○が助け出してくれるのだろう?わしは信じとるよ。

     …ところでその子どもは?もしや…。

(いいえ)
  「こらこら うそをついてもわしの目はだませないぞ。

   その子どもは○○とビアンカの子だね?」

(はい)
  「ど どひゃー!!やっぱり○○とビアンカの子か!

   うんうん。2人の小さい頃にそっくりだよ。それにどことなくわしにも似とるぞ。

   ずいぶん危ない目にあっただろうに ここまで元気に育って…。

   思えば○○とビアンカが行方知れずになって8年も経ったのだなあ。

   わしも年を取るわけだよ わっはっはっ。

   こんなじいちゃんに何ができるか分からんが……。

   チカラになれることがあれば いつでも言っておくれ。

   わしはここでみんなの無事を祈っとるよ。もちろん天国にいる母さんもな」

 

 

 

 

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