青年時代前半(結婚後)
<テルパドール〜チゾット>
<テルパドール>
*「いにしえの昔 天空よりひとりの女 舞い降りき…。
その子供 勇者となり世界を救う……。
これは 伝説の勇者にまつわる 言い伝えのひとつですわ」
*「ずっと大昔のことだけどね。私らテルパドールの祖先は勇者さまのお供をしたんだよ。
それで世界が平和になってから この地に落ち着きこの国をつくったのさ」
*「さあさ お花の手入れをしなくっちゃ。
おやまあ!あんたも美人だねえ。女王さまに負けないほどだよ」
ビアンカ「まあ おばさんたら…。お上手なんだから!」
*「わっはっはっはっ!砂漠の城にこのような庭園。さぞや驚いたであろう。
これも女王さまのおちからのたまものなのだ。
女王さまにはまばゆいほどの美しさ それに未来を知る能力もおありになるのだからな」
*「この城をおとずれる旅人がもとめるさばくのバラは…
かつて水をたたえていた地… オアシスだった場所でとれると言います。
ならばここテルパドールも 昔は豊かな土地だったのかもしれませんね」
アイシス「ようこそいらっしゃいました。私がこの国の女王 アイシスです。
あなたも伝説の勇者さまのお墓をお参りに来たのですか?」
(はい)
「いいでしょう。あなたにはなにかしら感じるものがあります。
案内しましょう。私についてきてください」
アイシス「さあ こちらです」
アイシス「あなたは勇者さまの墓をまいりにいらっしゃったとのことでしたが……
じつを言うと ここでは勇者さまをまつってはいますがお墓ではありません。
世界を救ったあと勇者さまがどこにゆかれたか 誰も知らないのです。
しかし 我が国には代々 天空のかぶとが伝わっていました。
もし再び伝説の勇者さまが現れれば きっとこのカブトを求めるはず。
その日が来るまでカブトを守るため ここを建てたのです。
さあ あなたも そのカブトをかぶってみてください」
○○は目の前にかざられた美しいカブトを調べた!
なんと天空のかぶとを見つけた!
○○は天空のかぶとをかぶってみた……。
頭がナマリのように重い…。どうやら○○にはそうびできないようだ。
○○は天空のかぶとをもとにもどした。
アイシス「やはりダメでしたか。
あなたにはなにかしら感じたのですが 思いちがいだったようですね。
ではもどることにしましょう。ついてきてください」
石版にはこう書かれている
“闇が世界をおおうとき 再び勇者来たらん”
アイシス「私は少しですが 人の心を読むこともできます。
たぶんあなたの勇者さまを強く求める心が 私を感じさせたのでしょう。
なぜそれほどまでに勇者さまを求めるのか 事情を聞かせてくれますか?」
(はい)
○○は事情を話した…。
アイシス「まあ!それでは亡き父にかわって母親を魔界から救い出すために!?
もしやその父とは パパス王のことではっ!?
この地より海をこえた はるか東の国 グランバニア。
その国のパパス王が さらわれた王妃を助けるため おさな子を連れて旅に出たと…。
旅人のウワサに聞いたことがあります。
もしそのおさな子があなたなら 東の国グランバニアへ行ってみるといいでしょう」
<チゾットの山道>
*「この山をこえると グランバニアの国じゃ。
しかし道はけわしいぞ。ただのぼりたいだけならやめたほうがええじゃろう」
ビアンカ「○○!ついにあなたのふるさとが見られるのね!
道がけわしくたって私は平気よ。さあ行きましょう」
【
B2F】*「イッヒッヒッヒッ。どうなされた旅の人。道に迷われたかの?」
(いいえ)
「そうかえ。では気をつけてゆきなされよ。イッヒッヒッヒ」
(はい)
「それはおこまりじゃろ。今日はここに泊まってはどうじゃ?」
(はい)
「ではゆっくり休みなされ。わしは上にいるからな。イッヒッヒッヒ」
(夜中・ベッドで寝ているーどこかから刃物を研ぐ音が)
ビアンカ「○○ 起きて…。あの音はなにかしら…」
ビアンカ「まるで刃物をとぐような音ね…。
上の階から聞こえるみたい……。ねえ 行ってみる?」
(はい)
ビアンカ「気をつけてね……」
だめだ!身体がうごかない!
*「なんじゃ 起きていたのかい。
よく眠れるように呪文をかけてやったのじゃが あまり効かなかったようじゃな。
ところでイッヒッヒッヒ。これを見てみい」
*「おぬしのつるぎをといでおいてあげたぞ」
○○のつよさが 5ポイントあがった!
*「さあ まだ夜中じゃ。もっと眠りなされ」
*「よく眠れたようじゃな。もう朝じゃぞ。
気をつけてゆきなされよ。イッヒッヒッヒ」
*「イッヒッヒッヒ。
この笑いかたはわしのクセなんじゃ。気にせぬことじゃな。
イッヒッヒッヒ」
*「私は旅の神父です。ひとり旅というのは心細いものですな」
<チゾット>
*「あら?大丈夫ですか?お連れの方の顔色がすぐれないようですけど……。」
ビアンカ「ううん なんでもないわ。ちょとだけ気分が…。
心配しないで…。
だ い じょ う ぶ……」
(ビアンカ、倒れる)
!
*「これはいかん!
とにかくベッドにはこぼう!うちの宿を使うといい」
*「おおーい!人がたおれたぞ!ちょっと手伝ってくれー!」
(ビアンカ、担架で運ばれる)
【宿屋】
神父「ふーむ……。とくに熱はないようだし ただのつかれかも知れんな。
とにかく今日は安静にしていなさい」
神父「では 私はこれで」
*「たいしたことがなくてよかったですな!
へえ あなたの奥さんですか。いやー べっぴんさんだ!
あまり無理させず 大事にしてやってくださいよ」
ビアンカ「ごめんね○○。心配かけちゃったね…。
もう大丈夫よ。でもなんだか眠くなってきちゃった…。
私 少し眠るわ。おやすみ○○……」
【翌朝】
ビアンカ「おはよう○○。私もう元気がでたわよ。
だってもうすぐ○○のふるさとが見られるんだもんね。
さあ 行きましょう!」
*「ややっ!元気になられたようですな。
いえ お礼などとんでもない!あたりまえの事をしただけですよ。わっはっはっ」
*「元気になってよかったねえ」
*「ここは山の上 チゾットの村。雪は一年をとおしてなくなることはありません」
*「グランバニアの国王は パパスさまといって本当に立派な人だったんですよ。
たしか王になったばかりの頃 この村に立ち寄られたことがあったなあ。
外の橋の上から 長いことグランバニアのお城をながめてましたよ」
*「グランバニアの王妃マーサさまは 魔界に通じるちからを持っていたらしい。
それがどんなちからかはわからぬが 本当にふしぎな目をしておられた。
あの目に見つめられると 心がなごむというか……。
そういえば そなたを見ていても心がなごむようだ。
これはいったい!? ????」
*「ん?おめえはヨメっこさ倒れさせたバカモノでねえけえ。
ムダに山道歩きまわってつかれさせたんだろ。……これ持ってけや」
○○はチゾットのコンパスを受けとった!
*「ヨメっこさ 大切にしろよ」
<グランバニア山の洞窟>
*「いやはや えらい目にあいました。
あなた これ以上先に進まないほうがいいですよ」
*「わしゃあ この山にかれこれ100年ほど暮らしとるもんじゃ。
さっきむこうの岩場ですごろく券をひろったが お前さんの落とし物かな?」
(いいえ)
「ではこっちのちいさなメダルが お前さんの落し物かな?」
(いいえ)
「ではこちらの水のはごろもが お前さんの落し物じゃろう?」
(いいえ)
*「ふむ…。お前さんはたいへん正直者のようじゃな。
よかろう!ほうびにすべて持ってゆくがええ」
○○はすごろく券を受けとった!
○○はちいさなメダルを受けとった!
○○は水のはごろもを受けとった!
*「道中気をつけてな」
*「わしゃあ この山にかれこれ100年ほど暮らしとるもんじゃ。
最近は正直な旅人がへってなげかわしいのう」
*「あの人は無事に着いたかなあ…
もうずいぶん前の話ですが サンチョという人がここを通ってグランバニアにむかったんです。
なにやらさびしそうで 妙に気にかかりました」
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