クリア後
<妖精の城>
*「この絵は最近になって マスタードラゴンさまから贈られたものです。
○○さまが絵の前に立って心を開けば きっと愛しい人に会えるでしょう」
○○は壁の絵に向かって心を開いた…!
<エルヘブン>
*「オロオロ…。パパス王子はいったいどこに……。
こんな朝早くから またマーサどののところだろうか?
王になられる日も近いというのに またサンチョどのや王さまにしかられるぞ。オロオロ…」
*「申し訳ありませんが しばらくは旅の方はお泊めできません。
グランバニアから来る王子が 長老さまたちのいかりをかってしまって…。
そうだわ。おわびにいいことをお教えしましょう。
マーサさまのおつきの兵士は すごろく…とかいう遊びにきょうみがあるようですよ」
*「最近グランバニアの王子が毎日のようにマーサどのをたずねて来てこまったものだ。
パパス王子にはなぜかにくめないところがあって わが民にもうちとけた者がいるようだし…」
*「エルヘブンの民のチカラは 年ごとに弱まってきているらしい。
だからこそ長老たちは そのチカラを強く持つマーサさまを大事にしているのだ」
*「しかしいくらマーサさまがエルヘブンの宝だからって 大事にしすぎるのもどうかのう。
祈りの部屋にとじこめられて 自由に出歩くことすらままならぬとは…」
*「まったくパパスどのほどまっすぐな瞳をした若者もめずらしいわい。
その熱い心が マーサさまの孤独な心にしみたんじゃな」
*「う〜ん…。 う〜ん……。
やはりマーサさまの顔を描くなら マーサさまがいないとどうも筆が進まないなあ。
しかし祈りの部屋は兵士が守っていて 私を通してくれないからなあ。
それに先日お金にこまって 絵の道具をすっかり商人に売ってしまったし…」
パパス「う〜む。なんとかマーサどのの絵を描いてもらえないだろうか?
お城の名工が王位継承記念のロケットペンダントを作ってくれたので……
そこにマーサどのの絵を入れて やがて来る結婚の日の記念にしたいのだ」
パパス「おや?あなたは旅の人かな?
ほほう…。お見かけしたところ かなり旅なれたお方のようだ。
おおそうだ!あなたなら妖精の羽ペンとパオームのインクを知っているのではないか!?
それがあれば なん年も色あせない絵が描けるのだそうだ。
もし持っていたら ぜひかしてほしい。
ぶしつけな願いだとは分かっているが…この気持ち どうにもおさえられないんだ」
*「日に日に邪悪な意思が魔界で大きく育っているのを感じます。
まだまだ われわれエルヘブンの民のつとめは終わっていないのです。」
*「グランバニアの次なる国王 パパスどのに不満があるわけではありません。
しかし王妃ともなれば マーサさまはこのエルヘブンにもどって来られなくなるでしょう」
*「マーサさまのチカラは やがて魔をおびやかし…だからこそ魔にねらわれるはず。
われわれのチカラで マーサさまをお守りしなくては」
*「神に選ばれし者は 人なみの暮らし 人なみの幸せはのぞめないのが運命……。
それはマーサさまも よくおわかりのはずなのですが」
*「マーサさまが東の森へ出かけられたとき パパスどのと会ったようですわ。
マーサさまはとても美しいお方。パパスどのがひと目ぼれしたのも無理ありませんわね」
*「そ それはすごろく券!? ううっ夢にまで見たウワサの…!」
○○は兵士の手にすごろく券をそっとにぎらせた。
*「ご ごほん! あ〜 私はちょっと 長老さまにお話が…。
ではこれにてっ!」
*「ピキー! マーサさま 大好き」
マーサ「あら 兵士がお客さまを入れるなんてめずらしいわね。
それとも あなたのその目に 心をうばわれたのかしら?
あなた どこから来たの? なんだかふしぎな感じがするわね…」
パパス「なんと!妖精の羽ペンとパオームのインクを持ってきてきださったのか!
ありがたい!さっそくお借りしますぞ!」
○○は妖精の羽ペンとパオームのインクをパパスに手わたした!
パパス「あとはマーサどのの祈りの部屋の番人をどうするかだが……
え?番人の兵士は出かけてるって?
なんということだ…。なぜそこまでしてくださるのだ。
………。ともかく今は お言葉に甘えることにしよう」
パパス「それではマーサどののところへまいりましょう マティースどの!」
マティース「おお!まいりましょう!いざ!!」
パパス「おお あなたは!おかげでこのロケットペンダントに絵を入れることができます。
申し訳ないが少し時間がかかるので いったん帰ってからまた来てくれないだろうか?
お借りした道具は 絵が完成したらすぐにお返しします」
マティース「悪いが 話しかけないでくれ。
ロケットに入れるような小さい絵は 色づけがむずかしいんだよ」
マーサ「なんだかはずかしいわね。でもパパスさんがどうしてもって…。
私にこんなにまっすぐ近づいて来る人は だれもいなかったわ。
神にさずかったこのチカラが 人びとをおそれさせるから…」
【夕方】
マティース「ああ もどって来てくれたんだね。
大事な道具をありがとう。たしかに返したよ」
○○は妖精の羽ペンとパオームのインクを大事にふくろにしまった!
マティース「そうそう。パパスから伝言だ。
”助けてくれて本当にありがとう。
次に会うときにはこの命にかえてもきっとお礼をするから。”
マティース「だってさ。完成した絵をうれしそうに持っていったぜ。
今ごろふたりは 東の海に出る頃かな…」
*「ピキー! マーサさま 言ってたよ!
キミとはきっとまた会える気がするって!ありがとうって」
<グランバニア>
*「パパスさまは ご成婚記念のロケットペンダントをとても大切にしておられた。
もちろん中にマーサさまの絵が入っていたこともあるが それいがいにもなにか…。
特別な思い入れがおありだったようだな」
<暗黒のすごろく場>
*「どうやらエスタークさまが 眠りからさめたらしい。
お前さん よっぽどウデに自信があるならば 北の沼地へ行くがいい」
<隠しダンジョン>
*「グゴゴゴゴ……。
誰だ? わが眠りをさまたげる者は?
わが名はエスターク…。今はそれしか思い出せぬ…。
はたして自分が善なのか悪なのか それすらも分からぬのだ…。
その私に なに用だ? 私をほろぼすためにやって来たのか?」
(いいえ)
「ならば 立ち去るがよい。
私は今しばらく眠ることにしよう…。グゴゴゴゴ…」
(はい)
「ならばしかたないな。私はほろぼされるわけにはいかぬ。
さあ 来るがよい!」
(戦闘)
*「グゴゴゴゴ……。なんということだ…。
この私がたった
Xターンでやられてしまうとは…。しかたあるまい…。私のひそかな楽しみであったある場所への扉を開けておこう。
しかしこの次は そうカンタンにはやられぬぞ…。グゴゴゴゴゴゴ…。」