キラーパンサー |
【プックルは鏡をのぞきこんだ】
プックル「フニャーン」
なんだ。気色わるいな。同時に愛想をふりやがって!
と鏡に映っているのが自分だと なかなか気づけないプックルであった。
プックル「ガルルルル!」
プックルは鏡にうつった自分をいかくしているようだ…。
プックル「フー フー!
プックルは 鏡に映った自分を前足でひっかこうとした。
プックルは 鏡の中の自分が 自分と同じ動きをするのが
不思議でしかたがない……。
プックルとしては 鏡にうつっているヤツよりも
自分の方が何倍も強くて勇ましいと思っているらしい。
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モンスター |
【●●は鏡をのぞきこんだ】
●●はおびえている!
●●はびっくりして その場に飛び上がった!
●●は不思議そうな顔で 鏡に映った自分の姿をながめている。
●●は 様子を見ている!
●●は仲間を呼んだ!
しかし助けは来なかった。
●●は鏡の中の自分を仲間だと思っているようだ…。
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主人公(幼年時代) |
【○○は鏡をのぞきこんだ】
クチのまわりに 食べ残しの汚れが残っている。
○○は鏡にさわってみた。鏡の表面にベッタリと指紋がついた。
○○は自分の顔をまじまじと見てみた。
父には似ていないような気がした。
○○は変な顔をしてみた。…なんとなく さびしくなった。
ゴンッ!! ○○は近づきすぎて 鏡におでこをぶつけた。
ニコッと笑ってみると まんざらでもなかった。
舌をベロンと出してみた。
なんと舌の先が 鼻のアタマにとどくことを発見した。
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ビアンカ(幼年時代) |
【ビアンカは鏡をのぞきこんだ】
ビアンカは 鏡ごしに ○○を見た。
ビアンカ「○○って男の子なのに けっこうかわいい顔してるね」
キュッとくちびるをとがらせて おこった顔をしてみた。
そして かわいらしくほほえんだ。
ビアンカ「や〜ん ほっぺたにお菓子のクリームがついてた〜」
ビアンカ「鏡って不思議よね。向こうに誰かいたりして?」
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主人公(青年時代) |
【○○は鏡をのぞきこんだ】
そして大きくクチをひらいて 虫歯がないかたしかめた。
自分の顔を見つめていて 思わずあくびが出そうになった。
そして鏡に映った自分を見て 父の顔を思い出そうとした。
日に焼けた健康な笑顔が映っている。
そして 今までの苦労の数々を思い起こした…。
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ヘンリー |
【ヘンリーは鏡をのぞきこんだ】
ヘンリー「おおっ ビックリしたあ!
オレ うっすらとヒゲが生えてるよ!」
ヘンリー「フフン。こうして見るとオレもなかなか男前だな。
なあ ○○もそう思うだろ?」
ヘンリー「子供のころと比べると 日に焼けたもんだな〜。
もうすっかり 真っ黒だぜ。」
ヘンリー「こんなうす汚れた顔じゃ誰もオレが王子だなんて
思いっこないよな。」
ヘンリー「鏡なんて ひさしぶりに見るもんな〜。
オレって こんな顔してたんだ。」
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ビアンカ(青年時代) |
【ビアンカは鏡をのぞきこんだ】
そしてこっそり口紅を直した。
鏡には 美しく成長した女性が映っている。
ビアンカは ほっぺたをひっぱっている!
ビアンカ「こうやって ときどきお肌に刺激を与えるのが
若さを保つヒケツなのよ」
ビアンカ「今も幸せだけど子どもの頃にもどってみたいなあ。
……なんてね。」
ビアンカ「やだぁ〜!目の下にクマがあるように見えるけど…
そ…そんなはずないよね。
もーっホントにこの鏡ったら故障中なんじゃないの!?」
ビアンカ「最近 この髪型もあきてきたわね…。
たまにはおろしてみようかな。」
ビアンカ「今日はヘアスタイルもばっちりきまってるわね。
さっ それじゃ行きましょ」
ビアンカ「そういえば私 子供の頃は
頭の左右両方に三つ編みをしてたのよね。
それをひとつにしたのはいつ頃からだったかしら…」
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フローラ |
【フローラは鏡をのぞきこんだ】
鏡には ステキな女性が映っている。
そして きのうの朝食のメニューを思い出そうとしたが ダメだった。
そして 何かを思い出したように ふと ほほえんだ。
すこし 髪がみだれているようだ。
フローラはきれいなブラシを取り出し 長い髪をとかした。
フローラ「○○さんの好みって ロングかしら
それともショート? どんな髪型が好きなのかしら?」
フローラ「あら この鏡 すこしくもってるみたいだわ」
フローラはていねいに鏡のくもりをふきとった。
フローラ「う〜ん…。
いくらやってもダメですわ。どうやったら
瞳をまん中によせられるのかしら?」
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王子 |
【●●は鏡をのぞきこんだ】
●●は おでこのすりキズを手の甲でこすってみた。
…いたかった。
●●は鏡に向かって てれくさそうに ほほえんだ。
鏡には ちょっとだけ大人びた●●の顔が映っている。
●●は鏡に向かって あかんべーをした!
●●「あはははは!へんな顔―!」
●●「ボク 大人になると やっぱりお父さんみたいな顔になるのかなあ…。」
●●「じーっ。
じとーっ……。
うん。今ね どのくらいまばたきしないでガマンできるかためしてたんだ」
●●「ボクもお父さんみたいに 背が高くなりたいなあ。
毎日牛乳飲んでるのに ぜんぜん大きくなれないよ」
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王女 |
【●●は鏡をのぞきこんだ】
●●は 頭のリボンをきれいに結び直した。
そして鏡に向かって に〜っと笑ってみた。
笑い顔が父に似ている。●●はちょっぴりうれしくなった。
●●は 鏡に向かってウィンクしようとした。
しかしどうしても両方の目をつぶってしまう!
●●「鏡さん鏡さん 世界でいちばんかわいいのは誰ですか?」
…………。 しかし返事はなかった。
●●「髪の毛もっと長く伸ばしたいの。みつあみにするのよ。
……えへへ。はやく伸びないかな?」
●●「わたし お花のもようのリボンが欲しいの」
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サンチョ |
【サンチョは鏡をのぞきこんだ!】
サンチョはくちヒゲをきれいに整えた。
どうやっても 身体の左右がはみだして映らない。
サンチョはためいきをついた。
サンチョは 自分のお腹を軽くたたいてみた。
ポンポンと いい音がした!
サンチョ「ありゃりゃ。こんなに白髪が。私も年ですかねえ」
サンチョ「鏡もピカピカ。床にもほこりひとつない。
掃除の行き届いた部屋は 気持ちがいいですね」
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ピピン |
【ピピンは鏡をのぞきこんだ】
ピピン「鏡って 不思議ですよねー。
普通なら見えない自分の姿が見えるなんて」
ピピン「どこにどんな出会いが転がってるかわかりませんから
身だしなみには気をつけなきゃ」
ピピン「そういえば 真実の姿を映す鏡戸やらが
世界のどこかにあると聞いたことがありますよ。
そんな鏡でこのボクを映したりなんかしたら
いったいどうなっちゃうんでしょうね!」
ピピン「どんな敵が来てもあせるなよ ピピン。
お前は強い 強いんだからな!」
ピピンは なにやら自分に話しかけている。
ピピンは もっともカッコよく見える角度を探している!
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