DQ5特別武術大会(予選)
さて、やってまいりましたDQ5特別武術大会!
モンスターとベラ(成長せずステータスが低すぎて勝負にならないため)を除いた人間キャラのみが出場するこの大会、はたして優勝は誰の手に!?
参加者達は限界まで鍛えられた各々の最高レベルで挑みます。
レベル99のデータは「ドラゴンクエスト5のあるきかた」を参照。
試合形式は総当たり戦、ただし勇者(王子)とその父親である主人公(グランバニア王)にはシード権が与えられます。
なお、ビアンカとフローラは能力、ステータスともに酷似しているため、互いに戦って勝利した方のみが参加するものとします。
審判は勇者親子。それでは……試合開始!
〜ビアンカVS.フローラ〜
さあ、第一戦はいきなり因縁の対決!
出場権と主人公の心を射止めるのは果たしてどちらか!?
すばやさ、運のよさともに全く同じ。
最初のターン、ビアンカは攻めの姿勢でメラゾーマ、フローラは守りのマホカンタ!
紙一重だが…ビアンカがわずかに先手を取り、メラゾーマ、命中!
しかし次のターン、先に動いたのはフローラ。ベホイミで回復!
今度はビアンカが、マホカンタを唱える。
双方得意の攻撃呪文を封じられ、肉弾戦に。
みのまもりはフローラがわずかに高いが、
ビアンカがメタルキングヘルムを装備すれば、この差はなくなる。
となれば、力がわずかに高いビアンカ有利か……?
だが、フローラにはベホイミがある。
ベホイミを駆使するフローラに、このままではまずい、とビアンカは毒針を装備した!
それを見たフローラも毒針装備!
数ターンの後、同時に繰り出された毒針が互いの急所を直撃!
……相討ち!相討ちです!
引き分けです……運のよさがまったく同じである以上、予想されたことではありますが…
しかし、大会運営の都合上、出場者はどちらか一人。
なんとか決着はつけなければなりませんが……
ここは審判の出番です。グランバニア王、どうなさいます?
グランバニア王「え?う〜ん……そうだなあ……
どちらも強さはほぼ同じだけど、強いて言うなら
ベホイミやイオナズンが使えるフローラの方が……」
ビアンカ「そうよね…当然よね。フローラさん、すごいんだもの。
やっぱり、フローラさんの方が……」
グランバニア王「ち…ちょっと待って、ビアンカ。
僕は別に、フローラの方がいいなんて、そんなことは一言も…」
ビアンカ「いいのよ。便利な呪文を覚えるフローラさんを選ぶべきよ。
メラやギラが使えたって、何の役にも立たないし……」
グランバニア「そんなことないよ。とどめを刺すのに十分役立ってくれたじゃないか。
それに……強さなんて関係なく、僕は……」
王子「え〜、お父さんがお母さんとずっとお話してるので、
ここからはボクが審判をつとめさせていただきます。
次はサンチョとピピンだって。どっちも頑張ってほしいなあ」
〜サンチョVS.ピピン〜
グランバニア王家を親子三代に至るまでずっと見守ってきたサンチョと、
若いながらも強い熱意で旅に加わったピピン。
グランバニア王への忠誠にかけて、ここは負けるわけにはいかない…!
力はどちらもほぼ最高値で、身の守りも双方同じぐらい。
ただ、素早さは倍以上あるピピンが常に先制できる。
最初のターン、攻撃を受けたサンチョはスクルトで守備力を強化。
次のターン、ピピンは攻撃するも、思うようにダメージを与えられない。
そこにサンチョが運のよさを発揮して、まじんのかなづちで会心の一撃!
サンチョはメダパニやザキが使えるものの、エルフのおまもりとメタルキングの盾の前にはあまり効果が期待できないと考えたのか、寄る年波もなんのその、金槌を振り回しての攻撃。
見事、後攻の不利を打ち消した。
ピピンもデーモンスピアで攻撃するも、
約二分の一の確率で命中する魔神の金槌の前には間に合わない。
再びサンチョの会心の一撃が炸裂!
……決着は着いた。
勝者サンチョ!
サンチョ「いやあ、まだまだ若い者には負けられませんよ」
王子「すごいやサンチョ!ピピンも、元気出してね。
大きくなったらもっと強くなれるって、お父さん言ってたよ」
〜パパスVS.ヘンリー〜
続いては先代パパス王と、ラインハット王兄ヘンリー。
時の止まったパパスと、修練を重ねたヘンリーは、どちらが強いのか!?
先攻はグリンガムの鞭を装備したヘンリー。
大ダメージを与えるものの、体力の高いパパスに対し、致命傷には至らない。
そこにパパスの二回攻撃が炸裂!
ヘンリーの体力が半分以上削られる。
しかし回復手段を持たないヘンリー、続くターンもひたすら攻撃。
再び大ダメージ!
ベホイミでは回復が追いつかないと考えたパパス、再び攻撃。
だがヘンリーには、それに耐えるだけの体力は残されていなかった。
勝者、パパス!
ヘンリーはその後の試合でも、HPの低さが仇になり、すべて敗北。
ヘンリーにかろうじて勝利したパパスも、素早さが低く後手にまわることから、他の試合では勝利を掴むことができなかった。
ヘンリー「いやあ、まいったまいった。みんな強いなあ」
王子「お城でお仕事があったんでしょ?仕方ないよ。
僕もね、お父さんと旅をはじめてから強くなったんだよ」
ヘンリー「う……。仕方なかったとはいえ、途中で抜けてあいつには悪いことしたなあ。
でもそう考えるとパパスさんってすごいよな。
レベル27で時が止まってるっていうのにあの強さ……
レベル99になったらどれだけ強くなっていたかと思うと……」
〜フローラVS.ピピン〜
さあ、続いては白バラのフローラと城の兵士ピピン!
勝つのは果たして呪文か、剣か!?
それでは……試合開始!
先攻はトップクラスの素早さを誇るフローラ。
まずはメラゾーマで攻撃!ピピンに大ダメージ!
ピピンも攻撃するが、そこまでのダメージは与えられない。
為す術もないピピン。
そして3ターン目、フローラの放ったメラゾーマが決まり、
ピピンは倒れた。
フローラのHPがもっと低ければ、結果は違っていたかもしれない。
勝者ピピン!
ピピン「フローラさんて、見かけによらず容赦ない人だなあ…。
でも、フローラさんの炎に焼かれるなら本望だ……」
王子「あれれ?ピピンってば、負けたのになんか幸せそうな顔してるね」
グランバニア王「……そっとしておいてあげなさい。それより、次の試合が始まるよ」
王子「わあ、お父さん!お話終わった?お母さんは?」
グランバニア王「なんとかね。お母さんは、観客席にいるよ。ほら、手を振ってる」
王子「ほんとだ。わーい!」
グランバニア王「えー、先ほどは私的な事情で席を外してしまい、大変申し訳ありませんでした。
予選も残すところ一試合となりましたが、精一杯…」
王子「ねえ、お父さん」
グランバニア王「続いての試合は、サンチョと」
王子「お父さんってば!」
グランバニア王「うん?どうした?」
王子「もう、試合終わっちゃったみたいだよ」
グランバニア王「え?なんだって!?」
王子「ほら、あそこ」
グランバニア王「ほんとだ……。うわあ、サンチョが黒焦げになってる……」
王子「ピピンの時とおんなじようにして決着が着いたんだって。
フローラさんって、強いんだね」
ヘンリー「ビアンカさんとフローラさんって、同じぐらい強いんだろ。
……おまえもビアンカさんを怒らせないよう気をつけろよ」
グランバニア王「………」
さあ、これですべての試合が終了しました!
気になる結果は……?
名前 |
フローラ |
サンチョ |
ピピン |
パパス |
ヘンリー |
フローラ |
― |
○ |
○ |
○ |
○ |
サンチョ |
× |
― |
○ |
○ |
○ |
ピピン |
× |
× |
― |
○ |
○ |
パパス |
× |
× |
× |
― |
○ |
ヘンリー |
× |
× |
× |
× |
― |
1.フローラ 4勝0敗
2.サンチョ 3勝1敗
3.ピピン 2勝2敗
4.パパス 1勝3敗
5.ヘンリー 0勝4敗
というわけで、予選一位はフローラ!
おめでとう!
優勝したフローラは、決勝に進むことができます。
観客の皆さんも、ここまでおつきあいいただいて、ありがとうございました。
引き続き、決勝戦を楽しんでくだされば幸いです。
<おまけ>
ステータス |
Lv |
力 |
素早さ |
身の守り |
賢さ |
運の良さ |
最大HP |
最大MP |
ヘンリー |
50 |
150 |
200 |
123 |
130 |
170 |
220 |
98 |
パパス |
27 |
117 |
35 |
79 |
95 |
92 |
410 |
65 |
主人公 |
27 |
89 |
69 |
30 |
45 |
54 |
200 |
99 |
王子 |
27 |
88 |
79 |
40 |
61 |
48 |
197 |
96 |
王女 |
27 |
41 |
105 |
60 |
87 |
80 |
207 |
127 |
サンチョ |
27 |
101 |
38 |
25 |
31 |
50 |
303 |
45 |
ピピン |
27 |
110 |
61 |
37 |
47 |
34 |
256 |
0 |
#ヘンリーのデータはこちらから拝借しました。
2010.7.2