リバストと天空シリーズ

 

 アネイルの英雄と名高い、戦士リバスト。彼は天空の鎧を装備して戦い、最後の魔物と刺し違えて亡くなったという。

 しかし、天空の装備は天空人にしか装備できないはず。天空人であるルーシアが、そう言っていた。事実、導かれし8人の中でも、装備できるのは、天空人の血を引く勇者だけである。

 だが、リバストは、なぜか装備していた。なぜ装備できたのだろう?やはり彼も、天空人の血を引いていたのだろうか?そういえば、数百年前に地上の人間が天空城を訪れたらしいが、それもやはり、彼だったのだろうか?

 天空人と地上の人間が恋に落ちるというのは……まあ、滅多にないことだろうが、それでも数百年に一度という頻度で起こったとしても不思議はない。アネイルは、ブランカとも近いし、数百年前にあの近辺で同じようなことがあったというのも十分にあり得ると思う。それに、平和な時代には、天空人の血を引く子供がいても、あまり表に出ることはなかったろうから……実際には、そういうケースがもっとあったということだって、考えられるのだ。

 ひょっとすると、リバストは、天空シリーズにおけるロトのような存在になるはずだったのかもしれない。アネイル以外の地域では、それほど有名ではないようだが……しかし、リバストも、PS版になって、ずいぶん得をしたと思う。FC版ではガイコツだったのに、PS版ではかっこいい姿を披露できたのだから。

 ところで、ふと思ったのだが、天空人のかぶっている、あの羽の生えたヘルメット(?)は、天空のかぶとの別バージョンなのだろうか?ルーシアの装備には見当たらなかったが、戦闘要員の天空人は、実は皆天空シリーズを装備していたり……するかもしれない。

 

 

 

2003.7.27

 

 

 

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