魔族の王ピサロの装備品

 

勇者一行は苦労して装備品をそろえていくが、魔族の王であるピサロは

一体何を装備しているのか、気になるところである。

  まず、ピサロの初期装備を見てみよう。彼の初期装備は、

となっている。上の二つはまあいい。兜も…かぶるのが好きではないと考え

れば別に装備していなくてもおかしくはない。しかし、最後だけはどうも納得

いかない。

仮にも魔族の王であるピサロが装備しているのが、ただの「鉄の盾!」

  …これはちょっと、あんまりなのではないのではないか。ミラーシルドか、

せめてドラゴンシールドぐらいは装備していてほしいものである。第一、ミラー

シールドなら架け橋の塔にあったではないか。いくらなんでも、鉄の盾しか手に

入らなかったなどということはないはずである。

  まあ、ミラーシールドには、「呪文を時々跳ね返す」という性質があるから、

「進化の秘法」を使う際に邪魔になるのかもしれない。しかし、それにしても、

せめてドラゴンシールドぐらいは…。ひょっとすると、「同胞であるドラゴン

の皮で作ったものを使うなど悪趣味」と思っているのかもしれないが。

  勝手な印象ではあるが、ピサロは自分なりの美意識というものに、かなりこ

だわりそうな気がする。そう考えれば、「じゃしんのめん」や「もろはの剣」

を装備できないのも、「美意識にそぐわない」ということで説明できる。実益

よりも美意識にこだわるあたり、ピサロらしといえばピサロらしい。

 

2003.6.12

 

 

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