一言コラム(2)

 

エスターク戦に遅れをとったピサロ

 

ピサロは、エスタークが倒された直後に現場に到着する。勇者達よりも早く

出発し、しかもルーラを使ったというのに、なぜ遅れをとったのだろうか。

 

などが考えられる。

 もっとも、4番目は時間的に考えて難しいだろうし、勇者達も、話を聞いた

りなどしてそれなりに道草を食っていたので、1番目と3番目もやや苦しい。

  1. 洞窟内で鉢合わせすることもなかった。となると、可能性の高いのは

2番目。命令の伝達など、他の魔物に任せればいいのではないかとも思うが、

エスタークはすぐには目覚めないだろうし、おめでたいことなので、激励を

かねて、ピサロ直々に各地をまわったというのも考えられない話ではない。

……魔族の王も、結構多忙である。

 

 

シンシアの思い出

 

シンシアの思い出は、どちらかというと、PS版の方が大きかったように思う。

FC版でも十分に衝撃は大きかったが、名前をよく覚えておらず、長い間

「シジリア」だと思っていたし……。

一方PS版では、序章でも鮮烈な印象と共に登場し、5章でも「妹のように思っ

ていた」とか言ってくれて……シンシアへの想いはつのる一方。このイベント

の後、4を買った時からどうしようかとずっと迷っていた移民の町の名前は、

あっさりと「シンシアベル」に決定した。

 ところで、なぜPS版では、髪の色がピンクになってしまったのだろうか。

他のエルフと区別をつけるため…なのだろうが、シンシアはまだしも、ロザリーが

ピンク、というのはいただけない。せめてロザリーは、青にするなどした方が、

まだイメージに合っていると思う。

 

 

エビル「プリースト」?

 

PS版で、色々と出番の増えたエビルプリーストだが、「プリースト」と名乗る

からには、何かの神に仕えているものと思われる。一体どんな神に仕えているのだろう?

 その昔、マスタードラゴンと死闘を繰り広げ、また無意識の力(?)で多くの

人を消し去ったエスターク?それとも、「邪神の面」の邪神?あまり本筋とは関係

ないだろうが、なんとなく気になるところではある。

 

 

「ケンオウ」の称号

 

導かれしものたちが、「ロトの紋章」のように「ケンオウ」を名乗ったとした

らどんな風に伝わっていくか、ちょっと考えてみた。

剣王 ライアン

拳王 アリーナ

献王 クリフト

権王 ブライ

犬王 トルネコ

賢王 ミネア

絢王 マーニャ

…という感じになった。「ケン」はずいぶんたくさんあるから、やりやすかった。

やってみると、結構楽しいものである。

 

笑わせるのが難しい

 

笑わせるのが難しい、といえばスタンシアラ王だが、真面目度NO.1と言われた

ピサロも、笑わせるのは難しいと思う。どっちの方が難しいのだろうか?

……たぶん、ピサロだろう。

 スタンシアラ王が聞かされていたのはつまらないだじゃればかりだったし、

「木と牛できとうし」に笑いかけてもいる。でも、ピサロなら……笑わないだろう。

それに、王様なら、つまらない駄洒落を言っても「面白くない出直してまいれ!」

と言われるだけだが、ピサロの場合…イオナズンをお見舞いされるか、見捨てられ

て絶対零度の中に取り残されるかどちらかだろう。リスクはピサロの方がはるかに大きい。

 でも、パノンなら…どうだろうか?洞察力に長けたパノンなら、何かロザリー

のことを話題に出して、「微笑ませる」ぐらいのことはできそうな気もするが……。

ロザリーヒルに連れて行く、という手もある。でも、どちらにせよ、ロザリー

なくしてピサロを微笑ませることは不可能だろう。それに、「微笑ませる」こと

はどうにかできても、傍目にもはっきりとわかるぐらい「笑わせる」のは……

やはり、スタンシアラ王よりも難しいと思う。

もっとも、ラスボス戦でのデスピサロは、トルネコのだじゃれに笑うときもあった

ようだが……この時のピサロは、意識がはっきりしていないと思われるので、

とりあえず、除外しておくことにする。もし、ピサロが普通の状態で、駄洒落

に笑ったりする人だったら……それはそれで、面白いかも知れないが。

「木と牛で、きとうしか!人間も、なかなか面白いことを言う!はははは!」

とか言ったりして。これもなかなか絵になる光景なので、

そういう場面があってもよかった……かも、しれない。

 

 

FC版への郷愁

 

 時々、「FC版のままの方がよかった」と思うものがある。

まず思うのが、「聖水」「ミラーシールド」等の対メタルへの効果である。

せっかく「めいれいさせろ」ができて、全員に聖水を使わせることができるように

なったというのに、これでは意味がない。新しく、「ピサロのまじんぎり」と

いう選択肢ができたものの、これは確実性に欠けるし。実に残念である。

 また、エンドールのカジノの景品も、あまり使えないものばかりになってし

まってがっかりしている。強力な装備は移民の町にカジノを作らないと手に入ら

ないようになってしまったが、町から人を出すのにかなり抵抗を感じる私は、

まだ一度も特殊な町づくりに成功したことがない。キングキャッスルを作りたいのだが……。

 話がややそれてしまったが、とにかく、これでは、せっかく大量のコインを

もらっても使い道がない。ああ、なぜ変わってしまったのだろう……(泣)。

 

 

マスタードラゴンへの思い

 

つい忘れがちだが、マスタードラゴンは、勇者の父親を殺している。

そのことについて、誰も何も言っていないが(単に失念してるだけかも…)、

これは結構重要なことではないだろうか。恨み言の一つや二つ、言いたくなって

も不思議ではない。もっとも、勇者にとっての家族はあの村の両親だろうから、

その事実を知っても、どこか他人事として感じてしまい、さほど感情を動かされ

なかったということも十分考えられるのだが。

 ところで、あの村の人達は、いかにして勇者が勇者であることを知ったのだろうか。

母親の天空人が、勇者を託したのだろうか。それとも、誰かがマスタードラゴンの

意思を受けてのことだろうか。気になるところではある。

 

 

 

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